【文科省会議】記述式断念か?共通テスト~混乱を先延ばした罪は重い

独り言

2021年4月2日 共同通信

大学入試の在り方を議論する文部科学省の有識者会議は2日、記述式の出題は大学の個別入試で促す方向でおおむね一致した。

大学入学共通テストでの実施は、採点の正確性や公平性といった課題の解決が容易ではなく、現実的ではないとの意見が大勢を占めた。

2022年度からの高校の新学習指導要領で学んだ高校生が受ける25年1月以降の共通テストでの記述式導入は断念が濃厚となった。

文科省は、新指導要領に対応した出題教科・科目の再編などとともに、今夏までに正式決定する見通し。

2日の会合では、「共通テストで一律に記述式を行う必要はない」などの指摘が出た。

山積する課題を解決できず、断念が濃厚となった共通テストの記述式問題。

この結論を出すのに、どれだけの時間をかけているのでしょう。

2019年12月7日の報道では、

6日夜、文部科学省の前には、高校生や予備校の講師、さらに大学教授ら合わせて50人ほどが集まり、文部科学省に、記述式問題の導入を中止するよう、抗議の声を上げていました。
参加した中京大学の大内裕和教授は「教育現場の声に耳を傾けない行政の在り方が、問題を先延ばしにした。一刻も早く、中止してほしい」と訴えていました。また、高校2年の男子生徒は「高校生の不安を取り除くのが、文部科学省の仕事のはずだ。これ以上、混乱させないでほしい」と話していました。

問題を先延ばしにすることで、現時点まで高校生をはじめ関係者への不安を煽り続けてきました。

 

記述式の出題は大学の個別入試で促す方向でおおむね一致した。

当ブログにおいても、同じような結論付けをしていました。

仮に記述式問題を出題するのであれば、2次試験等で出題すればよく、解答の正誤はその大学で判断するべきです。

進学する大学が判断するのであれば、受験生も納得することでしょう。

 

 

当初から誰もが思っていたことでしょう。

今更になって、このような結論を出すのであれば、高校生及び関係者を混乱させ続けた罪はとても重く感じさせられます。