2020年7月15日
札幌市において12人の新型コロナウィルス感染者が確認されました。
この内、11人がススキノにある同一キャバクラ店の客と従業員と報道されています。
この店では7月9日に従業員1人の感染が確認され、客や女性スタッフなどを検査し、合わせて12人の感染が確認されました。
1人目の感染発覚後も13日まで営業を続けており、1日30人から40人の客が来ていたとみられ、
札幌市は新たなクラスターと認定していますが、店名は公表されていません。
店名を公表せず濃厚接触者を追えるのでしょうか?
ススキノでは以前、ライブハウスのクラスターが発生し、店名が公表されましたが、今回はなぜ店名が公表されないのか疑問です。
地元すすきのでは、報道のあった同日に、口伝で店名が明らかになっています。
その店名の業種は、濃密な接客の「セクキャバ」です。
東京で言うキャバクラは、ススキノでは「ニュークラ」と呼ばれるものです。
東京で言うキャバクラとセクキャバとでは、サービス内容が大きく異なります。
セクキャバは、アクリル板やソーシャルディスタンス、場合によってはマスク等のコロナ対策がまったくとれない業種と言えます。
客との密着してのサービスは、濃厚接触と言えるでしょう。
東京では、「夜の街」による居酒屋などの風評被害がありますが、同じようにススキノでのキャバクラ・クラスター報道は、コロナ対策を講じたキャバクラやニュークラへの風評被害が考えられます。
札幌市は、「店側の了解が取れていない」ことを理由に店名を公表していません。
食中毒等と同様に、店側の了解がなくても店名を公表することで、多くの風評被害を防止することができるものと考えられます。
キャバクラに限らず、コロナ対策は業種ごとのガイドラインがあり、店舗ごとに行われています。
業種の問題ではなく、店舗自体の問題と考えるべきでしょう。