【実務経験なし】FP2級の取得方法は2通り!取得期間とコストにていて徹底解説

FP

FP2級の受験資格について

①3級FP技能検定の合格者
②日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
③FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
④厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者

実務経験がなければ、①②の取得方法となります。

FP2級の受験なのにAFP認定研修が必要なことに疑問を持たれるかもしれません。

AFPの認定にはFP2級合格が必須条件となっているため、AFP及びFP2級共通の認定研修と言えます。

FP2級の受験を申請する際、

①の場合は、3級合格番号
②の場合は、AFP認定研修の受講者番号(13桁)

のどちらかが必要となります。

FP3級を受験するか?AFP認定研修(基本課程)を受講するか?

実務経験のない受験者であれば、

①FP3級受験→FP3級合格→FP2級受験→FP2級合格

②AFP認定研修(基本課程)→FP2級受験→FP2級合格

2つのルートが存在します。

FP3級を受験するか、AFP認定研修(基本課程)を受講するか迷う方もいるでしょう。

この2つのルートの違いは、資格取得までの時間とコスト面の問題と言えます。

また、①のルートは「独学」での対応ができ、②のルートは「通信教育」と言えるでしょう。

ここも大きな違いと思われます。

FP2級資格取得までの期間の比較

2019年度のFP技能検定の日程表をもとに解説します。

試験日 受検申請期間 合格発表日
第1回 2019年5月26日(日) 3/12(火)~4/2(火) 7月3日(水)
第2回 2019年9月8日(日) 7/4(木)~7/23(火) 10月21日(月)
第3回 2020年1月26日(日) 11/13(水)~12/3(火) 3月6日(金)

①FP3級合格→FP2級合格

独学を前提に、

2019年5月26日にFP3級を受験し、2019年9月8日にFP2級を受験するものとします。

FP3級の受験申請を試験日の丁度2ヵ月前である、3月26日に申請したとしましょう。

5月26日の試験日まで2ヵ月の期間があれば、FP3級の試験準備は十分可能と思われます。

FP2級の試験日は、9月8日でFP3級の試験後3ヶ月以上あります。

FP3級の知識が身についていれば、FP2級の試験準備は十分可能と思われます。

FP3級の受験申請(3月26日)からFP2級の結果発表(10月21日)までを取得期間とすれば約7カ月間となります。

②AFP認定研修(基本課程)→FP2級合格

FP2級の受験を①と同様に2019年9月8日とします。

同じように試験の丁度2ヵ月前である7月8日に申請したとしましょう。

その為には7月8日までにAFP認定研修(基本課程)を終えていなければなりません。

AFP認定研修(基本課程)の修了要件は、研修開始日から1か月以上1年以内に確認問題と提案書で合格点を取得することです。

最短の1ヵ月で考えれば、6月8日までには受講を申し込む必要性があります。

(7月23日が受験申込日の最終日で、最短と考えれば6月23日ですが約2週間の猶予期間を持たせています)

AFP認定研修の開始日(6月8日)からFP2級の結果発表(10月21日)までを取得期間とすれば約4ヶ月半となります。

AFP研修を3ヵ月以内で終えるのであれば、時間的なメリットが発生するものと考えます。

何よりも魅力はFP3級の試験をパスできることにあります。

その代り、認定研修で行われる確認問題と提案書で合格点を取得することが求められます。

例として、研修期間の最短である1ヵ月の場合を紹介しましたが、個人の能力や学習時間の有無等で異なりますので、あくまでも可能ということでご承知おき下さい。

FP2級資格取得までのコスト面の比較

①FP3級合格→FP2級合格

独学を前提にすれば、FP3級テキスト1冊及び問題集1冊、FP2級テキスト1冊及び問題集1冊があれば、合格可能と思われます。

市販のテキスト及び問題集を1冊1500円程度とすれば、6000円~7000円あれば準備できます。

FP3級の受験手数料は6000円で、FP2級の受験手数料は8700円です。

FP2級取得費用は、21,000円前後と言えます。

②AFP認定研修(基本課程)→FP2級合格

AFP認定研修(基本課程)の費用にFP2級の受験手数料8,700円が必要となります。

AFP認定研修(基本課程)の費用は、日本FP協会のホームページで調べることができます。

最安値は22,000円~10万円を超えるものもあります。

仮に最安値の22,000円のAFP認定研修(基本課程)であれば、FP2級の取得費用は30,700円となります。

①の場合に比べ、1万円程高くなりますが、独学ではなく通信教育のサポートを受けることになります。

AFP認定研修は「受講形態」や「教材」により異なります。

受講形態には、「通信」「通学+通信」「映像通学」などがありますが、「通信」で十分合格が可能と思われます。

教育内容に関しては、日本FP協会が認定した研修であり差はありませんが、教材の好みはあるものと思われます。

教材は、最安値はWEB上のeラーニングで、テキストやDVDの講義、学習フォロー等の充実が図られれば価格は高くなります。

日本FP協会のホームページで、AFP認定研修(基本課程)を調べると、

業界では老舗の「資格対策ドットコム(ARTIS)」が、最安値の22,000円(税込・送料込)です。



最安値の22,000円は講義動画がない場合で、講義動画付きでも、23,650円(税込・送料込)と安価です。

尚、価格は2019年10月現在です。詳細はリンク先をご確認下さい。

AFPまで取得するなら最安値のAFP認定研修がお勧め

①FP3級合格→FP2級合格→AFP認定研修(技能士課程)→AFP登録→AFP
AFP資格取得期間 約8ヵ月~9ヵ月

独学でFP2級合格まで21000円前後に、AFP認定研修(技能士課程)が安いもので1万円前後掛かり3万円前後、別途AFP登録料と年会費が掛かります。

②AFP認定研修(基本課程)→FP2級合格→AFP登録→AFP
AFP資格取得期間 約4.5ヵ月

最安値の22,000円のAFP認定研修(基本課程)にFP2級受験料8700円で、①と同様に3万円前後となり、別途AFP登録料と年会費が掛かります。

AFP取得期間は

①は10月21日の合格発表があれば、直ぐにAFP登録が可能でオンライン入会であれば、翌月11月の入会(資格認定)が可能となります。

(協会承認日は、原則として、登録申請日の翌日より3営業日以内となります。ただし、申請内容等に不備があった場合は、この限りではありません)

②の場合は、10月21日の発表後にAFP認定研修(技能士課程)を受講することになり、最速でも11月中の修了で12月の入会となり、①に比べ1ヵ月のタイムラグが生じます。

AFPを目指すのであれば、AFP認定研修(基本課程)を受講すれば、約4.5ヵ月で資格取得が可能であり、FP3級の検定をパスし通信教育のサポートのもとFP2級が取得できます。
最安値のAFP認定研修(基本課程)は、コスト面から見ても、パフォーマンスが高いと言えます。

まとめ

実務経験がない場合、FP2級の取得には2つの方法があります。

①FP3級受験→FP3級合格→FP2級受験→FP2級合格
②AFP認定研修(基本課程)→FP2級受験→FP2級合格

時間に余裕があるのであれば①の選択もいいでしょう。

独学でも十分に合格できる資格です。

就職活動や転職等、FP3級は不要で一早くFP2級の資格が欲しい方は②をお勧めします。

AFPまで目指すのであれば、最安値のAFP認定研修(基本課程)はコスト面では①とほぼ同等で、取得期間の短縮を図ることができます。

コスト面を気にしないのであれば、教材を見比べて決めるのがいいでしょう。

・eラーニング(パソコン上での学習)では、頭に入らない方もいることでしょう。
・スマホやタブレットで場所を選らばず、空いた時間を活用し学習されたい方もいるでしょう。
・テキストにマーカーを引きながら、じっくりと読み込むスタイルの方もいるでしょう。
・DVD等の映像での講義がいい方もいるでしょう。

一番大切なのは、自分にあった教材と学習方法を選び、効率よく学ぶことです。