6/27(木) 10:32配信 共同通信
かんぽ生命保険は27日、保険の不適切な販売があった問題で調査済みの昨年11月以外の契約についても追加調査することを明らかにした。顧客に不安が広がっていることから、調査の範囲を広げて実態を明らかにする。27日午後にも詳細を発表する。
追加調査は不利益の可能性がある同種類の保険を主な対象にするとみられる。保険を乗り換えた契約者から変更の申し出があった場合、元の契約に戻す方針。
かんぽ生命は、昨年11月分の契約の中に、顧客の利益にならない可能性がある保険への乗り換えが約5800件あったことを確認したが、「法律違反はない」として契約者と個別に話し合うとしていた。
出典:YAHOOニュース 保険の不適切販売で追加調査へ かんぽ生命、顧客に不安広がる
NHK報道番組クローズアップ現代が『郵便局が保険を”押し売り”!?~郵便局員たちの告白』を放送したのは2018年4月24日です。
その以前から保険の不適切な販売は行われていたことでしょう。
調査の範囲を広げるのであれば、この放送以前からということになります。
かんぽ生命(日本郵政)は、この件に関して全く反省の色が見られません。
「保険を乗り換えた契約者から変更の申し出があれば元に戻す」方針とありますが、申し出がなければ不適切なままでいいのでしょうか?
顧客に不利益の可能性があるのであれば、期間中の全契約者を一軒一軒訪問し、説明や確認をすることが必要かと思われます。
「法律違反はない」とありますが、100歩譲って法律違反がないとしましょう。
国営放送であるNHKに実態を暴かれている以上、仮に法律違反がなくても道義的な問題があるのは明らかです。
法律違反がなければ、高齢者を欺いてもいいのでしょうか?
昨年の11月だけで約5800件であれば、その被害は少なくとも数万件規模の話です。
経営トップは、まず謝罪すべきでしょう。
NHKクローズアップ現代が、この件を放送してから1年以上経過しています。
経営トップに反省がみられないのであれば、NHKには第2弾の報道又は再放送を求めます。