「ひずむ郵政」と題し西日本新聞がオープンジャーナリズムを展開

社会情勢

オープンジャーナリズムとは、

取材過程をオープンにしながら事実を明らかにしていく「報道手法」です。

SNS等で情報を呼びかけ、寄せられた情報をもとに取材を深め報道します。

NHKは、この「報道手法」を用い「クローズアップ現代」で、郵便局員による「かんぽ生命の不正販売」を世に知らしめました。

西日本新聞では、独自に「ジャーナリズム・オンデマンド」と称しています。

「あなたの特命取材班」とは?
西日本新聞は、暮らしの疑問から地域の困り事、行政や企業の不正告発まで、情報提供や要望に応え、調査報道で課題解決を目指す「あなたの特命取材班」を創設しました。「知りたいこと」を取材し、正確に深く報じる「ジャーナリズム・オンデマンド」に挑みます。
知りたいことや困っていることについて、ご要望や情報をお寄せください。
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私が、西日本新聞の「ジャーナリズム・オンデマンド」という報道手法を知る切掛けになった記事です。

2019/7/28

3月5日午後2時ごろ、関西の郵便局内で20代の男性配達員が自ら命を絶った。この日の午前、男性はバイクで配達中に車と接触事故を起こしていた。上司から報告を求められた後に姿を消し、局内の片隅で発見された。

複数の同僚は、男性が上司から残業時間の多さなどを叱責(しっせき)される姿を何度も目撃していた。「『次にミスをしたら進退を考える』との念書を書かされた」。昨年末、男性は同僚の1人に明かしていた。

配達員が事故を起こせば、局内で報告会議が開かれる。事故原因について説明が求められ、幹部から厳しく糾弾される。

事故後、局に戻ってきた男性は涙を流して取り乱した様子だったという。「朝には冗談を交わしていたのに…。厳しい指導が彼を追い詰めたのではないか」。同僚男性は悔やむ。

出典:西日本新聞 ひずむ郵政(3)時短圧力 限界の配達員 相次ぐ休退職 自殺者も

<より抜粋>

郵便局内で起きた「パワハラによる自殺」が赤裸々に綴られています。

「生の声」をもとに取材されているため、臨場感ある記事になっています。

かんぽ生命の不正販売については、実際に手を下した「郵便局員」に対しても憤りを感じていました。

しかしながら、背景や事情を知れば知る程、やはり「経営側」に大きな問題があるものと感じさせます。

ここ数日「ひずむ郵政」と題し記事が連載されています。

<7月26日>

ひずむ郵政(1)の1 認知症女性、保険料月25万円

ひずむ郵政(1)の2 顧客勧誘うそまみれ 巧みな話法、局員ざんげも

<7月27日>

ひずむ郵政(2)カラ契約、自腹横行 過酷ノルマ 恫喝指導

<7月28日>

ひずむ郵政(3)時短圧力 限界の配達員 相次ぐ休退職 自殺者も

<7月29日>

ひずむ郵政(4)売れない「みまもり」にもノルマ 家族対象に自腹営業

<7月30日>

ひずむ郵政(5)郵便局長 評価は集票力 選挙活動懸命 違法行為も

出典:西日本新聞

 

郵便局という身近な存在の中に潜む闇・・・・

今回は西日本新聞のオープンジャーナリズムと題してブログ記事にしましたが、連載の「ひずむ郵政」は秀逸な記事です。是非、読まれることをお勧めします。

西日本新聞が「ジャーナリズム・オンデマンド」なる手法で挑む報道に今後も期待します。