2019年11月14日
かんぽ生命保険は14日、2019年4~9月の個人保険の新規契約数は58万件で、前年同期の88万件から34.4%減少したと発表した。大規模な不正販売を受けた販売自粛が響いた。同時に発表した9月中間連結決算は純利益が11.0%増の763億円だった。新規契約の落ち込みで、販売委託先の日本郵便に支払う手数料が減ったことなどが利益を押し上げた。
20年3月期の通期業績見通しは、手数料負担の減少などを反映して上方修正し、純利益予想を従来の930億円から1340億円に引き上げた。
出典:共同通信 かんぽ生命、新規保険34%減 不正販売で自粛響く
なんとも不可解な事実です。
「かんぽ生命、新規保険34%減 不正販売で自粛響く」だけを見れば、業績の悪化を懸念することでしょう。
しかしながら、現時点の9月中間決算では純利益が11%増の763億円、20年3月期の通期業績見通しは純利益予想を410億円も上方修正しています。
皮肉にも、新規契約の落ち込みで、日本郵便に支払う委託手数料が減ったことが、利益を押し上げた主要因となっています。
かんぽ生命だけで見れば、潤沢な保険料収入があるのでしょう。
かんぽ生命は、日本郵便に委託手数料という名目で多額のお金を流しているようにも伺えます。
意外な結果に、コメントの言葉がありません。
日本郵便の業績が気になるところです。