2019年12月20日
かんぽ生命の保険の不適切な販売をめぐる問題で、高市総務大臣は、記者会見し、総務省の鈴木茂樹事務次官が行政処分の検討状況を会社側に漏らしたとして、処分を行い、鈴木次官が辞職したことを明らかにしました。
鈴木氏は、昭和56年に旧郵政省に入省し、総務省の情報通信国際戦略局長や郵政・通信担当の総務審議官などを務めたあと、ことし7月に総務省の事務次官に就任しました。
これについて日本郵政は「総務省から発表があったことは承知しているが、当社では内容を把握しておらず、現在、詳細を確認している」としています。
出典:NHK NEWSEWB 総務省 鈴木事務次官が辞職 かんぽ問題で情報漏えいか
総務省の鈴木茂樹事務次官が
「行政処分の検討状況を会社側に漏らした」
として辞職との報道ですが、「更迭」されたと見ていいでしょう。
会社側とは、日本郵政上級副社長の鈴木康雄(元総務事務次官)と報道されています。
総務事務次官としては、「先輩・後輩」の関係と言えます。
先日、日本郵政の鈴木副社長は、NHKの番組取材方法について「暴力団と一緒」と問題発言をされた方です。
NHKを暴力団と罵る赤い詐欺集団の副社長!郵政に反省の色は見えない
2019年10月3日 かんぽ生命保険の不正販売問題を昨年4月に報じたNHKの「クローズアップ現代+」をめぐり、NHKが日本郵政グループの抗議を受けた問題で、鈴木康雄・日本郵政上級副社長(元総務事務次官)は3日、国会内での野党合同ヒアリング後、記者団に対し、番組の取材手法について「暴力団と一緒」と発言した。 鈴木氏は、NHK側から「取材を受けてくれるなら(情報提供を呼び掛ける)動画を消す」と言われた...
先輩風を吹かせ、処分の軽減でも図ろうとしたのでしょうか。
処分を受ける立場でありながら、反省や謙虚といった言葉が微塵も感じられない行動です。
総務省から郵政への「天下り」、今後は考えた方がいいでしょう。