【萩生田文科相】北大学長を解任!文科省が事実上のパワハラ認定

独り言

2020年06月30日

萩生田光一文部科学相は30日の記者会見で、北海道大の名和豊春学長(66)を同日付で解任したと発表した。北大の学長選考会議が2019年7月、パワハラを理由に解任相当とする申し出を文科相に行っていた。04年の国立大学法人化後、学長の解任は初めて。

文科省によると、名和氏への聴聞や選考会議が提出した資料から、北大の役職員に対する威圧的な言動や過度な叱責などがあったと認定。国立大学法人法が解任理由に定める「学長に適しないと認められるとき」に該当すると判断したという。

同法は、選考会議の申し出を受け、心身の故障や職務上の義務違反のほか、「役員たるに適しないと認めるとき」に、文科相は学長を解任できると定めている。
萩生田氏は「選考会議の申し出を重く受け止め、省内で検討を行い慎重に判断した。このような事態になったことは誠に遺憾だ」と述べた。

出典:時事ドッドコム 北大学長を解任 「威圧的な言動」認定―萩生田文科相

 

名和学長は、3年前の4月に学長に就任しましたが、体調不良を理由におととし12月から休職し、その後、体調は回復したものの、去年7月に大学側が文部科学大臣に解任を申し出たため、今も復職をしていない状況です。

今年3月の卒業式も4月の入学式も、式辞は代理が読むなど、組織としてまともに機能していません。

マスコミの取材に対し、名和学長は、

「解任は不当な処分だ。どのような審査の結果この決定をしたのか、説明を求めるとともに、処分の取り消しの訴えを起こすことなどを含めて対応を検討したい」

と話しています。

この場に及んで、まだ学長を続けるのでしょうか?

パワハラは、疑わしきは罰せられる時代です。

文科省に申し出を提出した昨年の7月以降、逐次「地元紙」である「北海道新聞」や「財界さっぽろ」等の経緯記事を目にしてきました。

以下、「財界さっぽろ」の見出しです。

2019年8月号
パワハラ問題は泥沼へ 渦中の北大総長(名和豊春)が「事実はない」

2020年3月号
解任騒動の最中になぜ! 北大総長選考法の変更で乱れ飛ぶ憶測

2020年5月号
全95ページ陳述書から浮き出ている!北大総長解任騒動、深層に事務局の恨み

今回、文科省の解任処分により一連の問題に終止符が打たれるのでしょうか。

今後の学長の動向が注視されます。