目的はダイエット!食費の節約ではない
FP(資格等)の概念において、節約というキーワードは存在しません。
FPの定石は固定費の見直しであり、個々の生活費や生活習慣に及ぶものではありません。
固定費に拘る理由は何か?
一般に固定費を削っても、日常生活への影響は少なく幸福度が下がらないと言われています。
例えば、保険を見直しをしても日常生活に影響はありませんね。
食費を削ろうとした場合、食材の「質」や「量」を減らしたり「品目」を減らす等が考えられますが、今まで健康に過ごされてきた方であれば、逆に健康に悪影響をもたらすかもしれません。
食べることが、楽しみの一つであればストレスを生む結果となります。
支出の削減を目的にするのであれば、その前に固定費の見直しをすべきです。
今回の目的はダイエットです。
食費を節約することで、生活習慣も変わることでしょう。
あくまでも結果として、体重が落ち食費も削減され一石二鳥の効果を生み出します。
FPでダイエットの考え方
世の中には、様々なダイエットがあります。
友人はアプリを使い、1日の総カロリーを設定しカロリー制限によるダイエットをしていました。
インプットを少なくすれば必ず痩せる
友人のダイエットに対する格言です。
食べた物をカロリー変換するのは、とても手間がかかります。
何かいい方法はないか?
「カロリー」を「円」に置き換えてみようと考えました。
これなら計算は簡単です。
使った食材の価格を単純に「足し算」すればいいだけです。
簡単なルールを考え、実行してみることにしました。
FPでダイエットのルール
②食材及び調味料等の上限金額は200円以下
③1日の食費は500円以下(飲み物、間食含む)
例外もあります。
保存がきくものや量が多ければお得な食材は200円以上でもOKです。
例)お米5kg、5パックの袋めん、肉、ソーセージ等
FPでダイエットの留意事項
・食材には意識的に野菜を含めること
・メニューに偏りがなく栄養面も考慮すること
・調理時間を余りかけないこと(素材の味をできるだけ楽しむ)
・料理を楽しむこと
FPでダイエットお勧めの方
・健康診断等で生活習慣病などの指摘を受けている方
・肥満、太り気味の方
・食生活が乱れていると自覚のある方
過去の記事で、ダイエットに至った私の経緯が記載されています。
FPでダイエットは自炊が前提
私の場合、アーリーリタイア前は外食中心の生活をしていました。
暴飲暴食で日頃のストレスを発散していたように思えます。
コンビニ、出前、食堂、居酒屋などに頼りきった生活をしていました。
アーリーリタイア後は、住環境が代わりスーパー中心の生活になりました。
コンビニで1,000円の食費は、1日で簡単になくなりますが、スーパーでの3,000円の買い物は、1週間分以上の食材が買えます。
ダイエットのルール③-1日の食費は500円以下は、コンビニ生活では難しいでしょう。
もしコンビニで、FPダイエットを実践すれば食事が偏り健康面を害する恐れがあります。
FPダイエットは自炊が前提です。
FPでダイエットを実践してみて
FPでダイエットのルール
②食材及び調味料等の上限金額は200円以下
この2つのルールは、いらないかも知れません。
③を実践しようとすると、必然的に①②の食材を手にすることになります。
素材を活かす料理は、クックパッド等を参考に、ちょっとアレンジすれば様々な食べ方があることを実感します。
自炊経験がなくても、ネットを見れば料理が出来る時代です。
最初の頃、1日の食費500円では物足りなく感じていましたが、今では余裕のルールです。
胃袋も小さくなったのでしょう。
自炊中心とは言え、月に数回は友人と外食する機会があります。
その時は、ダイエットを全く気にせず食べます。
90Kg近かった体重は、4ヵ月程で10Kg落ちました。
ここから5Kg落とすのに8カ月程掛かっています。
ダイエット開始直後は目に見えて効果が見られるのですが、ある程度体重が落ちると落ち方が半減します。
トータル1年間で15Kgのダイエットに成功しました。
私の場合、体重以上に首回りのサイズを落とすよう医師に言われていました。
睡眠時無呼吸症候群は、首回りの肉を落とすことで改善されることがあるようです。
首回りは5cm程、細くなりました。
最後に
最後に食費について触れたいと思います。
一人暮らしの食費の月平均は、3~4万円程と言われています。
1日あたり1,000円~1,300円くらいが平均と言えます。
1日の食費500円というルールは、平均の半分以下と考え設定しています。
食費には個人差が大きくあるものと思われます。
私の場合、全て外食に頼った食費は、月8万円程掛かっていました。
今は、月1万5千円以下となり月に数回外食しているので、食費は2万円前後かと思われます。
私の場合、アーリーリタイア前後で月約6万円の食費が違います。
外食から自炊へと生活習慣を変えたことで、10年間で720万円以上の削減効果があります。
私の場合は極端な例かも知れません。
仮に月2万円の食費が違うとすれば、10年間で240万円の削減効果があります。
ダイエットより、こちらの効果の方が大きいかもしれません。