アーリーリタイアのデメリットでも紹介しましたが、リタイア後は肩書のない無職になります。
組織である会社から離れ、社会的には一人になります。
これを孤独と感じる方もいるでしょう。
リタイア直後は、社会において如何に自分が無力であるか知ることでしょう。
人生における社会的な立場は、ある意味完全にリセットされます。
ここまでは、アーリーリタイアを悲観的に表現しましたが、これが逆にアーリーリタイアの魅力であり利点なのかも知れません。
あなたに何か目的や目標があるのであれば、それを邁進させるための「環境」が整っています。
何も考えずに専念することができます。
デメリットである代償が大きい分、絶大な効果を発揮させる可能性があります。
失うものが大きい分、得るものも大きいと思っていいでしょう。
以前にも紹介しましたが、
私のアーリーリタイアの目的は「健康」を取り戻すことです。
アーリーリタイアする前は、5年~10年計画で目的を果たすつもりでした。
退職直前の健康診断の結果です。
【要治療】糖尿病 脂質異常症
【要精検】肝機能障害
【要再検】ST低下 その他循環器系異常
【要観察】肥満 多血症 蛋白尿 正常高値血圧
【要精検】肝機能障害
【要再検】ST低下 その他循環器系異常
【要観察】肥満 多血症 蛋白尿 正常高値血圧
健康診断票が2枚にわたり指摘を受けていました。
この他、重度の無呼吸症候群と診断されています。
あなたと同じ症状の人が10人いれば、10年後には4人が死亡します
人生観を変える、医師の言葉でした。
アーリーリタイアの目的は「死を回避する」ことでした。
アーリーリタイア後は、健康を取り戻すことに専念しました。
ここでは詳しく書きませんが、そのための努力を日々継続しました。
結果、わずか1年で健康状態は全て改善されました。
本音を言えば、余りにも早い結果に拍子抜けさせられました。
健康を取り戻した時、初めて「人生のリセット」と感じることができました。
健康はお金では買えません、また命あってのお金です。
アーリーリタイアで失った代償は、確かに大きいものと率直に思います。
しかしながら健康を取り戻したことは、自身の人生にとって大きな成果だと思います。
私のアーリーリタイアは、「マイナススタート」だと思っています。
アーリーリタイアによる本当の人生の成果は、これからです・・・・