「多目的トイレ」名称の見直し案が国から提示!渡部が国を変えた?

独り言

多目的トイレは、障害者や高齢者、小さな子ども連れの人などが使う広めのトイレです。

また「多機能トイレ」とも呼ばれています。

国土交通省は今月4日、「多目的」「誰でも」といった名称を避け、利用対象を明確化するよう求める方針を示しました。

過去に障害者などを対象に行った国土交通省の調査では、「多目的トイレで待たされた経験がある」との回答が多く、車いす利用者では9割以上に上りました。

中には、女性が化粧をする目的で使用していた等といった声もあります。

多目的という名称のため、必要でない人も利用しています。

「多目的トイレ」や「多機能トイレなど、高齢者・障害者以外の者が誰でも使用できるようなネーミングを避けること

誰でも入れるような名称を避け、障害者など利用者を絞り、混雑を避けようという目的があります。

「車いす対応トイレ」等と名称を絞ってしまうと、「小さな子ども連れ」や、人工の肛門や膀胱をつけている「オストメイト」等、他の利用者が使いにくくなるおそれもあります。

利用できる人をわかりやすく示す、ピクトグラムの検討も進められています。

「多目的トイレ」は以前、「障害者用トイレ」や「車いす用トイレ」という名称でした。

2000年代に入り、トイレの本格的なバリアフリー化が進み、車いす利用者だけでなく、乳幼児連れのためのおむつ交換ベッドや、オストメイト向けの洗浄設備など、次第に機能が増えていきました。

これにより「多目的トイレ」や「多機能トイレ」と名付けられるようになりました。

多目的トイレの本来の目的は、

・車椅子に乗られている方
・介助者がいないと排泄が困難な方
・狭いトイレだとパニック障害を起こす方
・人工膀胱や人工肛門(ストーマ)等を利用されているオストメイトの方
・子供のオムツ交換

等が、混雑を避けスムーズに利用できることです。

多目的トイレと聞くと頭を過るのは、昨年発覚したアンジャッシュ渡部建(48)さんの不倫騒動です。

六本木ヒルズの多目的トイレに女性を呼び出し、不貞行為を行っていたことが問題となりました。

名称変更のタイミングは、渡部さんの件が影響したのかもしれませんが、以前から多目的トイレの利用が集中して、本来必要とする人が利用できないという声が挙がっていたのも事実です。

ネット上では「渡部が国を変えた」という声も挙がっていますが、真相は定かではなく、名称の変更を助長した可能性に過ぎません。

新たな名称は、パブリックコメントで募集することが決まっており、寄せられた意見を参考に、新名称は3月中に公表する見込みです。