9月17日 TBS NEWS
北村前地方創生担当大臣は大臣の引き継ぎ式で、“47都道府県を回り、相当ほらを吹いてきた。後始末をよろしく”などと述べました。
「随分、47(都道府県)回って相当ほら吹いてきましたから」
(北村誠吾前地方創生相)「そうですか、47(都道府県)まで」
(坂本哲志新地方創生相)「よろしくお願いします。後の始末をよろしくお願いします」
(北村)「・・・」(坂本)
17日午後、大臣の引き継ぎ式を行った北村前地方創生担当大臣は、在職中、47都道府県を視察したとしたうえで、「相当ほらを吹いてきた」と述べました。この発言について、後任の坂本大臣は・・・
「47都道府県を回り、地方創生を大いに宣伝をしてきた、というようなことを言いたかったのでは」
一方、立憲民主党の福山幹事長は次のように批判しました。
「できもしないことを言ってきたということですから、安倍内閣の最後の閣僚がほらを吹いてきたからよろしくというふうに言ったとなれば、非常に象徴的な出来事かなと」(立憲民主党 福山哲郎幹事長)
北村前大臣の発言をめぐっては、「国民をばかにするにもほどがある」などと批判の声があがっていて、波紋を呼びそうです。
「ほらを吹く」とは、
大げさな「でたらめ」を言ったり、大きなことを言ったりすること
を意味します。
「後の始末」という言葉を使っていることから、この意で言葉をチョイスしたのは間違いなく思われます。
北村大臣は1947年生まれの73歳、昭和のブラックジョーク的な発想で発言されたのでしょうか?
北村大臣と言えば、
「桜を見る会」の推薦者名簿の一部を内閣府が白塗りして国会に提出した問題で、しどろもどろの国会答弁に、たびたび審議が中断したり野党議員が退席して、そのまま散会となることもありました。
与党である自民党からも秘書官やスタッフのサポートが必要との意見もありました。
北村大臣は当時の会見で、
と宣言していましたが、
最後の最後まで大臣としての「心得不足」は解消されかったよう思われます。