多角連携型の国づくり等 政府が骨太方針を示す!コロナが変える日本の未来

独り言

骨太の方針とは、小泉内閣総理大臣が「聖域なき構造改革」の着実な実施に向けて行われた政策実施プロセスと言えます。

骨太の方針というのは大きな傘みたいなもんだ。総論をしっかり抑えてその下に各省の改革プログラムを組み込んでいく。そうすればみんないやでも改革案を考えざるを得なくなる  小泉純一郎

小泉政権時代の2001年、「官僚」主導ではなく「官邸」主導で予算をつくるために始まったものです。

2020年7月8日

政府は、今年の「骨太の方針」原案を明らかにしました。

主な方針を2つあげます。

一つは、新型コロナウィルスの感染拡大で露呈された、社会全体のデジタル化の遅れを取り戻すべく、今後1年を「デジタル化集中改革期間」と位置付け、デジタル化を加速する旨を示しました。

行政のデジタル化を最優先課題として、行政手続きのオンライン化、書面や押印を不要とする等の見直しを進めるとしています。

テレワークの定着を図るため新たな指標を策定し、

・中小企業での導入を支援すること
・高校や大学でのオンライン教育を進める、単位取得のルールの見直し

等も検討されます。

もう一つは、東京一極集中是正の国づくりを目指すことです。

政府は、「多角連携型の国づくり」という表現をし、テレワークの活用が進んだこと等を踏まえ「東京一極集中」を是正し、地域の活性化を図る方針を検討していきます。

本日開かれる経済財政諮問会議で、これらの原案が示され与党と調整した上で、来週にも閣議決定される見通しです。