コロナ対応で医療従事者の3割程がうつ状態!子供の就きたい職業に医師がランクアップ

独り言

日本赤十字社医療センターが、感染が拡大していた今年4月から5月にかけて、約2000人の職員を対象にアンケート形式で抑うつの気分や不眠、食欲低下があったか等調査を行いました。

職員とは、医師や看護師、事務職員を含めた医療従事者の方々です。

その結果、27.9%が「うつ状態」にあることが分りました。

うつの傾向は、医師や看護師だけでなく、受付などの職員にも見られています。

未知のウイルスとの闘いであり、自覚のないまま感染し、患者や家族等に感染させる可能性があり、中には自宅に帰ることなくホテルに宿泊するといった対応をとられる方もいました。

アンケート調査された頃は、第一波終息の目途もたっておらず、精神的にも本当に厳しい時期だったことと思われます。

テレビ等の報道でも、医療従事者への感謝の言葉が飛び交い、5月29日には航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」が都心上空で敬意と感謝を示しました。

言葉や態度に示さないまでも、国民の多くが感謝の意を持ったことでしょう。

そんな状況を子供たちも察していました。

7月7日 共同通信

クラレは7日、今春小学校を卒業した子どもたちを対象に将来就きたい職業を尋ねたアンケート結果を発表した。首位は男子がスポーツ選手、女子が保育士。男女ともに医師や薬剤師が昨年から順位を上げ、担当者は「新型コロナウイルスの感染拡大を受け、人の役に立ちたいと考える子どもが増えた」とみている。

医師は男子が2位(昨年3位)で過去最高、女子は昨年の9位から4位に順位を上げた。薬剤師は女子が5位(14位)、男子が12位(18位)だった。

調査は1~3月、ランドセルをアフガニスタンに寄付する活動に協力した親子を対象に実施し、子ども1021人とその親から有効回答を得た。

出典:共同通信 就きたい職業、医師の人気上昇 コロナ影響、薬剤師も

今現在、ベッド数等の状況等から医療機関には、一息感が見られますが、現場の最前線で働く方々は、常に緊張感を持って対応しています。

現場に追われ心に余裕がなくなると、うつ状況にもなるでしょう。

うつの状況を打破するには、「命を救う」「人の役に立つ」といった使命感が大切だと思います。

将来就きたい職業のランクアップは、その使命感が子供たちに評価されたよう思われます。