「個室で一人だけの部署」内部告発への制裁か?田布施町パワハラ疑惑

独り言

2020年6月17日

山口県田布施町で税金の徴収ミスを内部告発した町の職員が個室で1人だけの部署に配置換えとなり、「パワハラではないか」などと批判や指摘が相次いでいる事態をめぐり、町は職場を個室から移して部署の人員を増やすなどの方針を固めました。

田布施町ではおととし、税金の徴収ミスを内部告発した町の職員がその後2年間で3度も配置転換となり、現在は個室の1人だけの部署で町史の編さんを担当していることが明らかになりました。

議会からはパワハラではないかという指摘が出たほか、町には批判が相次ぎ「役場を爆破する」といったメールや町長を脅迫するような電話まで寄せられ、業務に支障が出る事態となっています。

人事について田布施町は正当な異動だと説明しています。

町によりますとこの職員の職場を個室から移し部署の人員を増やすなどして、今の勤務状態を解消させる方針を固めたということです。

田布施町の東浩二町長は17日にも記者会見を開き、一連の経緯などについて説明することにしています。

一方、町議会では町の対応を調査する特別委員会や外部の弁護士などからなる第三者委員会を設置する方針で、17日の本会議で関係する議案が可決される見通しです。

出典:NHK NEWSWEB 内部告発の職員 “1人部署”の状態解消へ 山口 田布施町

 

田布施町は、岸信介・佐藤榮作と二人の総理大臣を生んだ「宰相の郷」と呼ばれる町です。

人口は、およそ1万5千人程の町です。

税金の徴収ミスを内部告発した町の職員がその後2年間で3度も配置転換となり、現在は個室の1人だけの部署で町史の編さんを担当していることが明らかになりました。

この報道を見て、皆さんはどう思われますか?

一人で「町史の編さん」とは、ドラマでも在りがちな露骨な嫌がらせ人事のように見られます。
自身も最初そう思いました。

このブログを書くにあたり、田布施町役場のホームページを見ました。

町のプロフィールには、

「まちの概要」や「田布施町のあゆみ」といった項目に並び「田布施町史の販売」という項目がありました。

田布施町史の販売

更新日:2019年10月1日

田布施町史(全1,307ページ)は、昭和60年に町制30周年記念事業として編纂を企画し、町内外にわたる多くの方々のご協力のもと、平成2年12月1日に発刊されました。
町では、これまで1冊4,500円で販売していましたが、少しでも多くの方々に町の歴史を知っていただけるよう、1,500円(税込)に価格を引き下げて販売しています。

出典:田布施町役場HP 田布施町史の販売

「田布施町史」は、田布施図書館、田布施郷土館等でも販売され、ネットでも全国販売されるものです。

「町史の編さん」と聞けば、日の目を見ない仕事のように思えますが、田布施町では町の広報活動として力を入れているよう伺えます。

自身が告発者の身で、この業務を命じられたら「パワハラ」とは思わないかもしれません。

議会からはパワハラではないかという指摘が出たほか、町には批判が相次ぎ「役場を爆破する」といったメールや町長を脅迫するような電話まで寄せられ、業務に支障が出る事態となっています。

パワハラか?パワハラでないか?

やはり告発者本人がどう思っているか?

周りがとやかく決めつけるものではないよう思われます。