食事がおいしい市町村ランキング2020トップ3は北海道が独占! GoTo感染拡大のエビデンスでは?

独り言

食事がおいしい市町村ランキング2020

「ブランド総合研究所」が行う同調査は今回で15回目の実施となります。

対象は47都道府県と国内1000の市区町村、認知度や魅力度、イメージなど全84項目からなる調査で、全国の消費者3万1734人から有効回答を得ています。調査期間は、2020年6月24日~7月20日。

具体的には、

「各自治体にどんな魅力があると思いますか?」

という問いに対して、

「食事がおいしい」

と回答した人の割合(%)から算出したものです。

2020ランキング結果(ベスト10)

 

1位 札幌市

2位 小樽市

3位 函館市

4位 喜多方市

5位 松坂市

6位 宇都宮市

7位 仙台市

8位 さぬき市

9位 福岡市

10位  丸亀市

 

トップ3は、北海道の都市が独占しています。

ベスト10では、市の名称を見れば「牛」「うどん」「餃子」など、食材を思い描く都市がランクインしています。

トップ3について、道民を代表し一言づつコメントします。

1位 札幌市

北の大地、北海道の中心都市と言えば札幌市。

海の幸は勿論、素材のいい食材が多く集まるのは必然でしょう。

札幌市の強みは、限定された逸品ではなく、「総合的」な食材のよさにあります。

美味しい食材を使った美味しい料理が食べられます。

海鮮については語りませんが、じゃがバターやアスパラベーコン等、大地の恵みを素材としたシンプルな料理も絶品です。ジンギスカンやラーメン、しめのパフェやおにぎりに至るまで幅ひろい美味しさが目白押しです。

2位 小樽市

1位の札幌市民ですら、小樽の寿司や海鮮丼には、一目置くところです。

近年、小樽市民のソールフードである「あんかけ焼きそば」が人気急上昇しています。

飲食店や製麺会社が「親衛隊」なる組織を結成し、全国に向けブランド展開したことが実を結んだのでしょう。

また、ルタオ(LeTAO)のチーズケーキも知名度を上げる原動力となっていることでしょう。

1位の札幌市に隣接しており、多くの観光客が足を運びます。その立地条件も小樽市の大きな武器と言えます。

3位 函館市

函館と言えば「イカ」の一言に尽きるでしょう。

毎年「函館イカ祭り」なるイベントが開催され、函館市民はイカ踊りに熱狂し乱舞します。

イカは鮮度が命です。

朝市の活イカは、いけすのイカをその場で調理するので、その味わいは食感を含め絶品です。

函館は夜景が有名ですが、エキゾチックな街であり観光名所が豊富にあります。

そんな雰囲気ある場所での食事は、美味しさを倍増させることでしょう。

近年では、ホテルでの豪華な海鮮を用いた朝食ビュッフェが人気となり、市内の各ホテルでは「朝食戦争」たる熾烈な戦いがありました。

コロナの影響でビュッフェスタイルは敬遠されていますが、個別盛り付けや使い捨て手袋等、感染対策を十分にし実施されています。

GoToトラベルが主要な原因だというエビデンスは存在する?

11月25日の衆議院予算委員会において菅首相は、

「一連のキャンペーンは今回の感染拡大と直結していない」

「トラベル事業の利用者延べ4000万人に対して関連する感染確認は180人程度にとどまる」

「トラベルが主要な原因だというエビデンス(証拠)は存在しない」

野党の意見に聞く耳を持たず、強気の構えを示しています。

特に、「トラベル事業の利用者延べ4000万人に対して関連する感染確認は180人程度にとどまる」といった具体的な数値を示していますが、180人程度の信憑性はありません。(その理由は下記関連記事にあります)

感染と経済について語る気はありませんが、道民からみれば北海道内の広範囲に感染拡大したのは「GoToトラベル」の影響としか言いようがありません。

今回、食事がおいしい市町村ランキングを紹介しましたが、2020市町村魅力度ランキングでは、京都府に1位の座を奪われましたが、2位に札幌市と函館市が同率で並び、小樽市は5位となっています。

これらの人気を踏まえても、GoToトラベルで標的となるのは、札幌市、小樽市、函館市となることでしょう。

市町村魅力度ランキング2位、食事がおいしいランキング1位の札幌市が、目を覆うほどの感染拡大した結果こそ、GoToトラベルによる影響ではないのでしょうか?

専門家は、気温の低下や乾燥など環境の変化を言いますが、そもそも人が移動しウィルスが流入しなければ感染拡大などしないことでしょう。