AでEじゃないか!サッポロラガー商品名のスペルミスも販売戦略?

独り言

2020年1月14日 日テレNEWS24

12日発売されるはずだったサッポロビールの商品。

出荷直前に『重大な間違い』が発見され、発売中止となりました。

しかし一転、あることがきっかけでこの誤ったパッケージのまま、商品を発売することが決まったのです。そのワケとは…?

12日発売されるはずだった、サッポロビールの商品。開発期間およそ1年の肝いり商品でしたが、先週、出荷直前に『重大な間違い』が発見され、発売中止となりました。

なんと、おなじみの「ラガー」のスペルに間違いが。正しくは、4文字目がAではなくEです。

―サッポロビール広報担当者:チェック態勢は通常商品と同じでしたが、スルーしてしまった。

パッケージの間違いで発売中止になるのは140年以上のサッポロビールの歴史で初めての事。

しかし一転、あることがきっかけでこの誤ったパッケージのまま、商品を発売することが決まったのです。そのワケは…。

消費者「販売した方が良いと思います。缶だってもったいない」

消費者「スペルが間違っている周知をさせて販売するのであれば構わない」

『そのまま発売した方が良い』という消費者の声が、SNSなどで集まったのです。

―サッポロビール広報担当者:パッケージ変更やビールをつめ直すのにはとても時間がかかる。多数の後押しを頂き感謝申し上げたい。

店頭にビールが並ぶのは来月2日。スペルが間違っている旨の注意書きを行うということです。

「LAGER」を「LAGAR」とスペルミス。

自社商品のスペル間違いに担当者は青ざめたことでしょう。

開発期間およそ1年の肝いり商品、そんな商品のスペルミスは余りにも致命的です。

パッケージの変更やビールのつめ直しには、「時間」「労力」「費用」等が伴い企業として大きな痛手となったことでしょう。

サッポロビールから見れば、「発売中止」とする「重大な間違い」かも知れませんが、消費者目線では「軽微なミス」であり「勿体ない」といった意見は誰もが思うことでしょう。

SNS等、「消費者の声」が聞こえなければ、販売中止となっていたことでしょう。

常にお客様の意見に耳を傾け、誠実に企業活動を行ってきたからこそ、販売を後押しする意見が多数寄せられたことと思われます。

今回のスペルミスは、テレビCM等の広告以上に「ラガー」の知名度を上げることと思われます。

140年以上のサッポロビール史上、初めての「重大な間違い」

結果、販売戦略として最高のスタートができたよう思われます。