「昼カラ」が高齢者のコロナ感染経路として札幌市が公表!ウィズコロナを考える

独り言

札幌市は9日、昼間にカラオケができる市内の喫茶店で、客や従業員10人の感染が確認されたと公表しました。

東京都では、「夜の街」での「若者」の感染がクローズアップされていますが、札幌市においては「昼カラ」での「高齢者」の感染と実に対照的です。

利用者が把握できていることから、店舗名は非公開としていますが、市内10例目のクラスターとして感染経路が調査されています。

札幌市は過去に遡り、

これまで市内で確認された60歳以上の感染者109人の内24人が、15の店舗で「昼カラ」の実態があることを明らかにしました。

「昼カラ」は、カラオケと昼食を楽しむ、高齢者にとっては憩いの時間であり場所です。

有識者の意見として、飛沫感染防止の観点から「カラオケと食事を分けて行っては?」との意見も聞かれます。

札幌市保健所の三觜雄所長は会見で

「カラオケが悪いとか、自粛してほしいというわけではなく、飛まつの対策として距離をとることなど、感染防止策を徹底したうえで楽しんでほしい」

と述べています。

ネット上では、高齢者の楽しみである「昼カラ」を名指し悪者扱いし、高齢者やカラオケ業者を困惑させているとの意見も上がっています。

報道の捉え方は、人によって異なります。

札幌市の対応は、東京都に比べ明らかにコロナに対する意識が異なります。

東京都は、「夜の街」と表現を曖昧にしていますが、「新宿」での「ホストクラブ」等、特定の「地域」や「業種」を公表し、自粛要請を促しています。

札幌市は、「昼カラ」がクラスターになっているにも関わらず、市の保健所においては自粛を促すのではなく、感染対策を徹底し楽しんで欲しいという考えが見られ、店名を非公開にするなど、ある意味配慮されています。

「昼カラ」による感染状況を見れば、札幌市においても警鐘を鳴らさざろう得ません。

市民へ伝える以上、「昼カラ」という言葉はどうしても名指しとなってしまいます。

ただ、札幌市と東京都、どちらが「ウィズコロナ」の意識が高いかは明らかです。