7月17日、東京では新規感染者数が293人と、2日連続の過去最多を更新しています。
小池都知事は「医療提供体制の確保」を繰り返し強調しています。
報道では、同月7日に1000床から3000床への病床確保の指示が出されましたが、現在、確保できているのは約1500床程度で入院患者は836人。すでに半分以上が埋まっている状況です。
入院までいかない軽症者は、ホテル等の施設に隔離が必要です。
ピーク時には、5施設1150人分あった隔離施設も、「契約切れ」との理由で、八王子のホテル100人分と、16日から入所が始まった豊島区のホテル110人分です。
17日時点での宿泊療養は107人と報道されています。
今、「自宅療養」「入院・療養等調整中」が急増しています。
16日時点で自宅療養が240人、入院・療養等調整中が515人もいます。
今後、確実に自宅療養が増えていくことでしょう。
「自宅療養」という言葉や対応に、騙されてはいけません。
海外では、感染者にGPS等取り付けられ、「自宅療養」の患者は厳しく政府等に監視されます。
日本の「自宅療養」は、何の対策も行わない言わば野放しです。
自宅療養の場合、
・家族がいれば、感染者は外出せず隔離が可能かもしれませんが、家庭内感染のリスクがあります。家庭内で陽性者と距離を取って感染を防ぐ等、言うのは簡単ですが現実的には相当難しいことでしょう。
・家族がいなければ、食料品等を購入をするため外出が余儀なくされます。
どちらの場合でも、市中感染のリスクは格段に上がることでしょう。
東京都は、病院には1000床から3000床へと病床確保の指示を出していますが、都が対応すべく無症状・軽症者を受入れるホテル等の施設確保が全くできていません。
Gotoキャンペーンでは「東京外し」が行われ、都内のホテル業界は瀕死の状況と言えます。
都内のホテル施設の確保は、他府県に比べ容易と思われます。
まずは、無症状・軽症者を受け入れ「隔離する施設」を確保することが、優先される課題でしょう。