2020年1月27日
育児休暇などを取得しやすい社会づくりにつなげようと、立憲民主党の男性の国会議員らが、今月からみずからの判断で子育てのために休みを取得したうえで課題を洗い出し、党の政策に反映させることになりました。
立憲民主党の青年局は、育児休暇や育児休業を取得しやすい社会づくりにつなげようと、今月から幼い子どものいる男性議員が子育てのために休みを取得する取り組みを始めました。
取り組みを始めるのは、中谷一馬衆議院議員と全国の地方議員の合わせておよそ10人で、ことし5月までの間、議会活動に支障のないとみずから判断した場合に休みを取得します。
小泉環境大臣が育児休暇を取得する意向を示す中、それぞれの体験から課題を洗い出して、党の政策に反映させることがねらいです。
中谷氏は「小泉氏が世の中に政治家の育児休暇の賛否を問うたのは好ましいことだ。党派を超えて、希望者が取得しやすい社会をつくりたい」と述べています。
出典:NHK NEWSWEB 立民の男性議員 みずから育休取得で政策への反映目指す
「育児休業」を評価するのは、子育てする女性と言えるでしょう。
今回、立憲民主党の議員およそ10名が、実際に育休を体験するようですが、政策に反映すべきは男性議員の意見ではなく、女性の意見かと思われます。
男性議員の「独りよがりの意見集約」になることなく、「妻の本音」を聞き出すことが重要と思われます。
「男性に育休を取得して欲しい」と回答したのは82%
と、女性意見としては概ね育休の必要性があることがわかります。
育休を取得して欲しくないと答えた方を年齢別にみると、
現在、子育て中の女性が多い30代~40代の割合が、若干高めであることを指摘しています。
取得して欲しくない理由については、
「給料が減ると困る」
「家にいても子育ての戦力になるか期待できない」
「旦那のご飯を考えるのもストレス」
「赤ちゃんと旦那の世話で倍忙しくなるだけ」
「志を持って休暇を取る男性なら大歓迎だが、ただ家にいられても、イライラのもと」
出典:西日本新聞 役に立たない夫の「取るだけ育休」を嘆く妻 西日本新聞アンケート
家事・育児スキルの低い男性に対する厳しい声が多数上がっています。
育休体験する議員の皆さんへ
気軽な気持ちで「取るだけ育休」とは、いかないようです。