ファミリーマートのアポロ計画とは?プレハブとドッキングし増床!売上10%増目指す

独り言

コンビニエンスストア大手のファミリーマートで「アポロ計画」が進行中だ。何やら新たな店舗戦略のことらしく、背景には他のコンビニとの合併を繰り返してきたファミマ特有の事情があるという。

冷凍食品や衣料品など大幅拡大

「アポロ計画」といえば、半世紀前の米航空宇宙局(NASA)による人類初の月探査計画を思い浮かべる人が多いだろう。

といっても月に出店するわけではないようだ。5月下旬、横浜市青葉区の東急田園都市線江田駅近くにあるファミリーマート青葉荏田北店を訪れた。

広々とした駐車場を備えた店舗外観は一見、普通のコンビニ。ただ店舗脇に、プレハブ製の倉庫のような建物が外付けされていた。

その中に入ると、約10平方メートルのスペースに現金自動受払機(ATM)やコピー機などが置かれていた。

売り場は、改装に合わせて利用が少なかったイートイン(店内飲食)コーナーもなくしたといい、広く感じる。平型のアイスケースも1台から3台にして、売れ筋のアイスや冷凍商品の品ぞろえを大幅に増やした。

商品の陳列棚も34台から42台に増強。カップラーメンや菓子などのほか日用品も充実させ、ファミマで最も売れている衣料品のコーナーも倍近くに広げた。

既存の店舗を簡易的に増床させる、この手法。母船に着陸船がドッキングするイメージから着想を得て、ファミマの細見研介社長が「アポロ計画」と名付けた成長戦略の一手だ。

出典:2025年5月26日 毎日新聞より抜粋

既存建物にプレハブ型の倉庫をドッキングさせ、売り場面積を増床させるファミマの「アポロ計画」

プレハブの導入により、工事費3割、工期も通常1ヵ月から10日程へと3分の1に短縮されています。

この背景には、他社との買収・統合で店舗基準が統一されておらず、約7割の店舗が売り場面積が狭い課題を抱えていました。

コンビニといえば、食品や日用品が中心のイメージですが、ファミリーマートは衣料品の分野でも独自の存在感を放っています。

特に注目すべきは、機能性とトレンドを兼ね備えたアイテムの展開です。

例えば、ファミマの「コンビニエンスウェア」は、シンプルでありながら高品質なデザインが魅力です。

吸水速乾や抗菌加工が施されたTシャツやソックスなど、日常使いに最適なアイテムが揃います。

特に「白Tシャツ」は、ファッションブランドとのコラボ商品もあり、コンビニの枠を超えた注目度の高い商品となっています。

これらは手軽に購入できるうえ、価格もリーズナブルで、多くの人に支持されています。

単なる利便性ではなく、日常に寄り添うファッションを提案することで、独自の魅力を生み出しているところが魅力です。

そんな衣料品のコーナーを倍近くに広げるアポロ計画。

2024年度には5店舗で試験導入し、2025年度には最大1000店舗で展開予定とのこと。

個人的には、

牛肉とじゃがいもがゴロゴロ入っている「極うまビーフカレー」が好きです。

北海道民なので心は「セイコーマート」ですが、全国チェーンであればファミマが推しかもしれません。