アーリーリタイアとは?
早期退職であり、サラリーマンが定年前に会社を辞める行為と言えます。
「給与所得者」であり「定年」があるサラリーマンに限定された言葉とも言えます。
アーリーリタイアはとかく「人生逃げ切り」といったイメージを持たれます。
会社を辞め、早々に老後生活に突入するよう思われるかもしれません。
実際にアーリーリタイアしてみると、こう言ったイメージは払拭されることでしょう。
特にお金の問題は、働いている時よりもシビアになります。
なぜなら、不労所得等がない限り口座残高は減る一方で、年金受給までプラス表記はないのです。
国民年金、国民健康保険、住居費、光熱費、食費、各種保険等が最低でも掛かります。
仮に1ヵ月、15万円前後の生活をすれば年間200万円前後の支出となります。
5年で1,000万円、10年で2,000万円、15年で3,000万円・・・・
働かなければ、こんなペースでお金が減り続けます。
アーリーリタイアする上で覚悟すべきことであり、アーリーリタイアを躊躇する要因とも言えます。
アーリーリタイアした当初は、会社を辞めるのであれば、生活は質素になっても構わないという気持ちがあっても、数年経てば気持ちに変化が現れるかもしれません。
いわゆる「セミリタイア」の発想が芽生えます。
一般にセミリタイアは、生涯資金を十分に準備できないケースが多く見られますが、上記は質素な生活からの脱却を目的にしたものです。
これでは、そもそも会社を辞めなければと思うかもしれません。
心身の健康面や人間関係、親の介護、リストラ等、会社を辞める理由は様々でしょう。
アーリーリタイアは一見、人生を決めるターニングポイントのように思われるかも知れません。
自身も当初はそう思っていましたが、今となればそこまで重大な局面ではなく思えます。
アーリーリタイア後は「自由」です。
資金面の不安を抱え、質素な生活をするのもいいでしょう。
お金の不安を解消するために、今とは別の方法で「稼ぐ」のもいいでしょう。
今の世の中、稼ぐ方法は無限にあります。
仮に別の会社で稼ぐ(働く)場合、アーリーリタイアは単に解除されます。
「稼ぐ」と言っても、自分のライフスタイルにあった働き方や生き甲斐を重視する等、選択肢があります。
アーリーリタイアしなければ、選択肢は今の会社一択しかありません。