アーリーリタイアの日常はストレスフリー!それで本当にいいのか?

アーリーリタイア

ストレスフリーがストレス?

あたり前のことですが、会社生活では決まった時間に出社するため、決まった時間に起床する必要があります。

決まった時間に起床するためには、きちんと睡眠時間を確保するのであれば就寝時間は必然と決まってきます。

働くサラリーマンであれば、ごくあたり前の日常ですが、この時間的な拘束もストレスと言っていいでしょう。

寝たい時に就寝し、目が覚めた時に起床する。

アーリーリタイアをすれば、睡眠時間は削られることなく十分に確保した生活が可能です。

起床してからも何をしても自由、毎日がサラリーマンでいう休日です。

サラリーマンであれば、休日に日頃のストレスを解消される方もいるでしょう。

アーリーリタイアすれば、日頃のストレスは皆無で発散する必要もありません。

会社を辞めれば、人と接する時間は大幅に削減されます。

人と接する時間とは、

社内の同僚や部下、上司、顧客等に留まらず、通勤時の満員電車の人混みや街を歩く人並み等、一日に見る全ての人を意味します。

ストレスの代表格である「職場での人間関係」は勿論ですが、電車内での乗客の咳やマスクをしない若者等もストレスとなる方もいるでしょう。

そんなストレスも全て解消されます。

一人暮らしであれば、家庭内でも人と接することはありません。

コンビニやスーパーに買い物に行き、人を見ることはありますが、人と話すことはありません。

1週間程度なら、誰とも会話しないのは珍しいことではないでしょう。

自身がブログを書くのは、その反動なのかもしれません。

ストレスフリーの生活、本当にこれでいいのか?

アーリーリタイアした当初は自問自答していました。

ストレスフリーがストレスになっているようにも思えました。

自身にあったストレスを作ってみる

ストレスがないのなら、故意にストレスを作ってみようと思いました。

アーリーリタイア後、やはり大きな心配ごとと言えば「お金の問題」です。

いくら机上で計算しても、大丈夫という確信が持てませんでした。

不安を取り除く術は、行動することです。

「FP資格を取得する」

という行動で不安解消を目論みました。

この行動は、自分にあったストレスを作ったと言っていいでしょう。

目標達成に約1年程を費やしました。

自身のお金の問題について、正面から立ち向かった気がします。

FP資格を取得することで、お金の問題は解消されたか?

と聞かれれば、自身の答えは「NO」です。

5年、10年であれば、ある程度の見通しがつきますが、20年、30年となれば正確に見通せるFPは存在しないことでしょう。

ただ、資金計画を都度見直すことで、生活改善(支出削減)を試み対応していく能力は身についたよう思えます。

自分にあったストレスを作ったことで、将来的なお金の不安解消にも繋がり、一石二鳥的なものとなりました。

自身にあったストレスとは、

例えば

・出版社に小説を投稿する。

・スポーツ等の大会に出場する。

・楽器等の演奏会に出演する。

・絵画等を出展する。

・・・・

自分の興味があることや好きなことであれば、余りストレスにはならないことでしょう。

生き甲斐を生むストレス設定

ストレスとは行動が伴うものです。

何か行動することで、ストレスフリーの呪縛から解放されるよう思われます。

その行動が社会貢献やお金に繋がれば、新たな生き甲斐が生まれるかも知れません。

この観点で言うと「FP資格を取得する」は余りいいストレス設定ではありません。

自分自身にとっては一石二鳥と思えた目標設定ですが、社会貢献やお金には直結しないテーマと言えます。

現にFP資格を取得しても、新たな生き甲斐は生まれていません。

また、およそ1年で目標を達成し、アーリーリタイアによるあり余る時間を活かしきれていません。

自身がアーリーリタイアして2~3年目に気付いたことです。

 

最後に

アーリーリタイア4~5年目のテーマは、上記に示した自分にあったストレスの設定です。

社会貢献やお金に直結するテーマを模索しました。

ブログやアフィリエイトもその一環で始めましたが、とても胸をはって社会貢献やお金になっているとは言えません。

結局、自身が行き着いたのが、会社で働くことでした。

アーリーリタイアした自身が一番避けていたことで、会社で働くことはアーリーリタイアの「失敗」を意味します。

それでも会社の必要性を強く感じていました。それは個人では無力な自分を知ったからです。

当然ながら、会社を辞めて失ったものは、会社に行くことで全て戻ってきました。

今の会社は、自分にあったストレス設定であり、仕事は新たな生き甲斐となるものです。

 

アーリーリタイアを成功させるには、

会社に頼ることなく、適度なストレスと社会貢献等の生き甲斐を見つけることが必要と思われます。