守りのアーリーリタイアとは?
アーリーリタイアは、「人生逃げきり」といった表現を耳にしたことがあります。
ネット掲示板では、
〇千万円あれば逃げ切れる
最低1億以上は必要
様々な意見が乱立しているのを見かけます。
アーリーリタイアは、とかく資金面の問題がクローズアップされています。
早期退職であるアーリーリタイアは、定年を前に老後生活に突入し、昔でいう隠居生活をイメージさせるかもしれません。
私も当初は、そう思っていました。
会社生活から解放されるなら、多少の生活レベルの低下を招いても、支出削減により生活レベルをダウンサイジングし、生涯資金を捻出しアーリーリタイアの実現を試みる。
アーリーリタイア後は、肉体的にも精神的にも健康に留意し、平穏無事な人生を歩んでいこうと・・・・
アーリーリタイア後 = 老後生活
このような考えは、「守りのアーリーリタイア」と言えます。
攻めのアーリーリタイアとは?
アーリーリタイア後の人生は、当然ながら自由です。
アーリーリタイア資金をもとに、言わば「隠居生活」をするのもいいでしょう。
自由なのですから、逆に働いてもいいのです。
リタイア後に働くのであれば「セミリタイア」と言えますが、生涯資金を確保しているので、報酬の有無に関わらず自由に好きなこと(仕事)ができます。
(セミリタイアの場合は、生涯資金を補う必要があるため、収入(お金)を得るための仕事をしなければなりません)
給与等の報酬を気にせず、生き甲斐を持ってボランティアとして働くのもいいでしょう。
小説家、画家、ブロガー、アフィリエイター等、収入を気にせずチャレンジできます。
アーリーリタイア資金は、いくら算定しても不安はつきまといます。
それが不安なら稼げばいいのです。
アーリーリタイア資金の使い道を変えて、例えば喫茶店やカフェ等を経営するのもいいでしょう。
このような考えは、「攻めのアーリーリタイア」と言えます。
攻めのアーリーリタイアをお勧めします!
この考えを持ってから、私はアーリーリタイアの認識が変わりました。
サラリーマンは、いずれ定年となり会社を辞めます。
定年年齢を65歳とすると、65歳が第2の人生のスタートポイントとなります。
いずれ定年年齢は70歳になることでしょう。
第2の人生の選択肢は、高齢になればなるほど狭まります。
男性の場合、健康寿命が約72歳です。
健康寿命とは、他人の介護や援助なく生活を営める年齢です。
そう考えれば、定年してから新たな第2の人生を築き上げるのは困難に思えます。
以前の記事で、「アーリーリタイアのメリットは期間限定です」と表現しています。
定年退職者との違いを言えば、アーリーリタイアした時点から定年するまでの期間、働かなくても自由に過ごせる時間を得ることであり、言わばその時間を買ったとも言えます。
「攻め」のアーリーリタイアとは、この言わば買った時間をもとに「第2の人生」をスタートさせることです。
アーリーリタイアするにあたり、「人生逃げきり」と考えるか「第2の人生のスタート」と考えるか、その後の人生が大きく変わります。
人の考えは様々です。
私自身、現在は「攻めのアーリーリタイア」を実践しています。
もしあなたが、アーリーリタイアを検討しているなら、当然ながら「攻めのアーリーリタイア」をお勧めします。