この冬一番の非常に強い寒気が流れ込むため、24日から北日本から西日本の日本海側で大雪や猛吹雪となるほか、ふだん雪の少ない太平洋側の平地でも大雪となるおそれがあります。
全国的に10年に一度程度の低い気温になる見込みで、路面や水道管の凍結による被害が出るおそれもあります。予定の変更を検討するなど、大雪や低温への備えを進めてください。2023年1月23日 18時28分 NHK NEWS WEB
全国的に見れば10年に一度程度の低い気温かも知れませんが、道民にすればいつものことです。
北海道では、水道管の「水抜き」をするのが一般的です。
その手順は、
①水抜き栓(元栓)を閉める
②家にある全ての蛇口を開ける
③水が抜けきったら全ての蛇口を締める
です。
ただ北海道等、寒い地域の住宅は水抜きすることを前提に配管設備が設計されており、適正な場所に水抜き栓があり、配管の水が抜けやすいようきちんと勾配が取られています。
また、凍結防止の為に配管には保温材が巻かれ、場合によっては配管に電気ヒーターを巻き配管を守るケースもあります。
温暖な地域では、水道凍結の対策がとられている方が希かと思われます。
今回は日本全土を覆う程の寒波です。
北海道ではFF式の暖房機等、煙突のある暖房機が主流で、自身はFF式のガス暖房機で設定温度を最低(10℃程度)にして着けっぱなしにしています。なので1ヵ月のガス料金は・・・・とても高額な請求がきます。
煙突のあるストーブであれば、換気の問題がクリアーされるので火災等の注意をすれば、着けっぱなしでもいいのですが、灯油やガスファンヒーター(煙突のないストーブ)や電気ストーブ等の着けっぱなしは換気や火災の問題があり好ましくありません。
お風呂場等の屋内配管でも、建物の状況によっては凍結する恐れがあるので、水抜きしなければ暖房を着けっぱなしにする家庭が多いものと思われます。
では、水抜きできない場合、どうしたらいいのでしょう?
多くのメディアが報じるように
「蛇口の水を鉛筆の芯(直径2~3mm程度)の太さで出しっぱなしにする」
のがいいでしょう。
今からできる対策としては、やはりこれがお勧めです。
配管の状況によりますが、台所と風呂場で配管系統が異なれば両方開けた方がいいでしょう。
全ての配管経路の水が流動するようにしましょう。
ただし、この方法は絶対に凍結しないという訳ではなく、かなり有効な手段だと思って下さい。
水を出しっぱなしにするのは「もったいない」ですね。
過去に手順通りに水抜きをしたのですが、止水栓に不具合で凍結させた経験があります。
その時の費用は5万円程(混合水栓の破損)でした。
凍結修理の費用はピンキリで、5万円はけして高い訳ではないと思われます。
解氷作業だけで設備に損傷が無ければ費用は安くすみますが、配管や混合水栓、給湯器などが凍結で破損したりすれば修理費は高額になります。
それに比べれば、水道料金は安いものです。