【足立区】たった4日間で生活保護打ち切り!連絡とれず即廃止は区の横暴か

独り言

2020年10月23日 毎日新聞

東京都足立区が生活保護を受給する30代男性に対し、支給決定後4日で打ち切っていたことが生活保護の利用を支援する団体などの話で判明した。区は一時的に男性が滞在していたビジネスホテルで「男性と連絡が取れなくなった」と打ち切りの理由を説明する。一方、支援団体は「本人に直接連絡を取ろうともせず、4日で打ち切るのは前代未聞だ」と打ち切りの撤回を求めている。

男性は新型コロナウイルスの影響で仕事を失い、野宿をしながら物流センターで荷出しなどの仕事をしていた。野宿状態を心配した勤務先の上司が支援団体に連絡、団体メンバーらが生活保護の申請に付き添い、先月末にビジネスホテルに仮入居。今月8日に生活保護の支給が決定した。

区によると、区は支給の手続きのため男性と連絡を取ろうと同8日にホテルを通じ、男性に区に連絡をするよう求めたが、12日まで連絡はなく、打ち切りを決めた。区は「ホテルから『男性は戻ってきていないし置き手紙もそのまま』と聞いた。本当にそこにいたのか疑問だ」と説明。直接確認した様子はうかがわれない。

ホテルによると、男性には9日夜に区に連絡するよう書かれたメモを手渡したという。支援団体によると、男性はホテルに宿泊しており、12日に打ち切り決定を聞いて困惑した様子だったという。

今月の8日は木曜日、男性へメモが手渡されたのは9日金曜の夜です。

男性は金曜の夜にメモを手渡されており、来週にでも電話しようと思ったことでしょう。

10日は土曜日、11日は日曜日です。

12日の月曜日までに連絡がなかったことを理由に、生活保護を打ち切るのは如何なことでしょう。

生活保護の廃止は「保護を必要としなくなった時」と法で定められています。

たった数日間、連絡が取れないことを理由に廃止はできません。

区の言い分は、

「生活保護申請が重複して行われる可能性もあり、そこに住んでいないと思われれば、生活保護は必要ないと判断して廃止した」

生活保護申請が重複した場合、チェックができないのでしょうか?

そこに住んでいないと思われれば~憶測での判断でいいのでしょうか?

廃止をするのであれば、少なくともホテルへ足を運び現地確認すべきです。

男性の言動や態度等、何か公表できない保護打ち切りの理由があれば別ですが、土日を挟む4日間で生活保護を廃止するのは、余りにも横暴な対応と言えます。