「会社に行きたくない」は病気のシグナル!行きたくない会社に拘ることはない

退職

「会社に行きたくない」事情は人それぞれ

「会社に行きたくない」理由の多くは人間関係と言われています。

一緒に働く上司や仲間、顧客対応等、会社に行けば人と接する機会が増えます。

人には様々な特性があり、自身と合わない人もいるでしょう。

すぐ怒る人、話を聞かない人、自己中な人、文句しか言わない人・・・・

人と交われば多かれ少なかれ、誰もが人間関係を気にしながら仕事をしています。

多くの場合は、気持ちを切り替え、ストレスに思わないよう回避しているよう思われます。

「人は人、自分は自分」等、人間関係が割り切れれば問題は緩和されます。

突発的な人間関係の歪は、一時的なダメージはありますが、言わば事故的なトラブルで立ち直りが可能なケースがあるよう思えます。

ただ、突発的な人間関係の歪が切っ掛けで、悪い関係性が慢性化するケースがあります。

慢性化された人間関係の歪は、修復が困難であり、自分自身ではどうにもならない傾向に陥りがちです。

人間関係以外にも、仕事量が多く忙しい等、仕事の特性によるものもあります。

体調が悪い、自分自身で起こした仕事のミス、クレーマーの対応等、「会社に行きたくない」事情は人によって様々です。

事情が違うにせよ、過度なストレスや疲労等で心が疲弊していることでしょう。

慢性的なストレスは危険

ストレスが一時的なものであれば、多くの場合乗り越えることができます。

例えば、決算等で一時的に忙しい場合では、決算が過ぎればストレスから解放されます。

先が見えれば、人は頑張れるものです。

仕事の達成感も得られることでしょう。

慢性的に、仕事量が多いとか人間関係でストレスを感じ「会社に行きたくない」のであれば、いずれ心が疲弊し病気になる可能性が高まります。

心の病と言えば「うつ病」が有名ですが、

一般に、うつ病は脳のエネルギーが欠乏した状態(厚生労働省HPより)と言われています。

脳のエネルギーが瞬間的に奪われるのは希なことでしょう。

多くは、慢性的なストレス等により徐々にエネルギーが奪われるよう思えます。

心療内科等に相談すれば多くが病気と判定される

心の病は、心療内科等で受診することができます。

会社に行きたくない旨を心療内科等で相談すると、病名や症状名が付けられ、病気と判定されることが多いでしょう。

ただ、心療内科等に行ったからと言って、病気が直ちに完治するのは希です。

心の病の回復には時間が掛かり、カウンセリングや薬等の処置で症状の緩和はできますが、完治するには自身が立ち直るしかないよう思えます。

心の病を治すのは、医師でも薬でもなく、最終的には自分自身です。

病気と判定されれば、会社を休み休養することになります。

会社を休んでも、病気という大義名分があり、誰からも文句を言われる筋合いはありません。

また厚生年金に加入していれば、一定の条件で傷病手当が支給されます。

「有休」で休めば、その間は会社から給料を貰うことも可能です。

「会社に行きたくない」という願いは、心療内科等に行くことで簡単に実現できます。

ただ、簡単に休むことができる反面、職場復帰のハードルは高いよう思えます。

会社のことを考えないようにしても、復職が近づけば嫌でも考えなければなりません。

休養期間中に自身のメンタルを修復するのは本当に難しいものです。

怪我や病気であれば、その多くは医師が治してくれます。

心の病は、医師の関与に限りがあり、完治には自分自身で立ち直ることが必要でしょう。

薬の投与やカウンセリングをしても、心を取戻すのは自分自身かと思われます。

「会社に行きたくない」解消方法も人それぞれ

お金のことを考えれば、おちおち休んでいられないと考える方もいるでしょう。

旅行や趣味等、気分転換をする方法は人により様々です。

転職や会社を辞めるのも解消法の一つです。

日本国憲法では

「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する」

と規定されています。

職業は自由に選択できます。

自由に選択できるのに、なぜ今の職場で働いているのでしょう

「行きたくない会社」に拘ることはありません。

拘りがあるから辞めるに辞められないよう思われます。

拘りを取り除けば、働き先はいくらでもあります。

「会社に行きたくない」のであれば辞めればいい

そう思えれば、少なからず心の悩みは軽減されるよう思われます。