文春オンラインによると、キヤノン社員（53歳）が副業で200億円もの収益を上げたとして逮捕されました。
彼は60社以上の法人を設立し、100件以上の物件を所有していました。
主な副業は金の売買と不動産関連の仕事であり、消費税の不正還付を受けたとして逮捕されました。
彼は架空の金の売買を行い、約7200万円の還付を不正に受け取ったとされています。
逮捕後、彼は「不公正な取引はしていない」と主張し、多額の納税をしていることを理由に「狙い撃ちされて納得いかない」と容疑を否認しています。
尚、キヤノン広報部からは「現在弊社に在籍しておりません」との申し入れがありましたが、逮捕時にキヤノンの社員だったかの回答は得られていません。
200億円の副業って何か違和感を感じませんか？
本業と副業の違い
本業とは、一般的に一日の大部分の時間を費やし、主たる収入源となる職業を指します。
これに対し、副業は本業以外の時間を活用して行う仕事や活動のことです。
最近ではインターネットの普及により、副業が簡単に始められるようになり、働き方の多様化が進んでいます。
本業と副業の違いについて深掘りしてみましょう。
仕事にかける時間
本業は通常、一週間に40時間以上の労働時間が求められるのに対し、副業はそれに比べて短い時間で行われることが多いです。
しかし、副業の種類によっては、一定の時間を超えることもあります。
収入の大きさ
収入の観点から見ると、本業が主たる収入源である一方、副業はサブの収入源として位置づけられます。
しかし、最近のキヤノン社員のケースのように、副業が本業を超える収入をもたらすこともあります。
重要なのは、副業が法的な枠組みの中で行われるかどうかです。
法的規制や企業の規定
本業と副業は法的な規制や企業のポリシーに基づいて区別されることがあります。
多くの企業では従業員に対して副業に関するガイドラインを設けており、本業に支障をきたすような副業は禁止されている場合があります。
また、特定の職業や業界では副業が法的に制限されていることもあります。
目的やモチベーション
本業と副業の違いは、仕事に対する目的やモチベーションに基づいて分類することもできます。
本業は安定した収入を得るためやキャリアを築くために行う場合が多いのに対し、副業は自己実現や趣味、追加収入を得るためなど、さまざまな目的で行われることがあります。
スキルや経験
本業と副業は求められるスキルや経験に基づいても区別されることがあります。
本業では専門的なスキルや経験が求められる場合が多く、長期間にわたるトレーニングや教育が必要です。
一方、副業は比較的簡単に始められるものや、自分の得意な分野で行うものが多いです。
場所や環境
本業と副業は、仕事を行う場所や環境によっても分類することができます。
本業は通常、オフィスや特定の職場で行われることが多いですが、副業は自宅やカフェ、リモートワークなど柔軟な環境で行われることが多いです。
社会的な認知度やステータス
本業と副業は、社会的な認知度やステータスに基づいても違いがあります。
本業は社会的に認知されやすく、名刺や肩書きを持つことが一般的です。
一方、副業は個人的な活動や小規模なビジネスであることが多く、社会的な認知度は低いことがあります。
副業のリスクと魅力
「200億円の副業」という言葉の違和感は、200億円も稼ぐのであれば本業ではないか？というものでした。
本業と副業の違いは何か？
調べた結果として言えるのは、今回のケースは収入面において、単に本業を超えたに過ぎないよう思われます。
本業での収入を上回る副業はとても魅力的です。
多くの方々にとって、本業あっての副業です。
副業のトラブルで、本業を失うのは絶対に避けなければなりません。
200億円の副業で逮捕された本件は、副業のリスクと魅力を再考させるものであり、副業に取り組む際には、特にコンプライアンスに関して慎重な判断が求められます。
