【歪む行政】道警ヤジ排除問題から見る検察庁法改正案!国民の権利と自由を守れ

独り言

道警ヤジ排除問題とは

昨年7月15日、安倍首相の札幌市内での参院選街頭演説に、ヤジを飛ばすなどした市民を道警の警察官らが排除した問題で、今年の2月25日、札幌地検は不起訴処分としました。

当初から道警は、この行為を正当化し、措置の法的根拠については札幌地検に告発状が出されたことを理由に回答を避けていました。

道公安委員長は道警に対し、

①事実関係を確認する。
②道民に分かりやすい説明を行う
③不偏不党かつ公平中立を旨に職務を遂行する

と3点を指導しています。

それから7カ月、札幌札幌地検が不起訴処分

今年の2月17日、北海道弁護士連合が道警に対し、ヤジ排除をめぐる調査結果を早期に公表するよう二度目の理事長声明を出しました。

公安から道民に分かりやすい説明するよう指導されながらも、およそ7ヶ月もの沈黙を続ける道警への催促とも言えます。

3日後の2月20日、道警の主張内容が報じられました。

首相の熱烈な支持者が周囲にたくさんおり、「安倍やめろ」と叫んだ男性が危ない状況だったので守るために連れ出した。

動画を確認しても、ヤジを叫んだ男性が「危ない状況」には見えません。

この主張には、かなり無理があるよう思えます。

2月25日、札幌地検が不起訴処分を決定します。

ヤジ排除に関して、検察が告発・告訴を受けてこれまで捜査していたのは、

1.「安倍やめろ」と叫んだ男性が、腕などをつかまれて排除された
2.「増税反対」と叫んだ女性が、つかまれて排除され、つきまとわれた
3.年金問題のプラカードを掲げようとした市民団体の女性が妨害を受けた

の3点です。

札幌地検は、1と2については「適法のため罪とならず」、3については「事実が確認できなかったため嫌疑なし」とのことで不起訴を決めました。

1.2について「適法」も不服ですが、特に3に関しては「事実が確認できなかったため嫌疑なし」は、とても納得のいかないものです。その理由を下記に示します。

「ヤジと民主主義~小さな自由が排除された先に~」

2020年4月26日、HBCテレビ『ヤジと民主主義~小さな自由が排除された先に~』という番組が放送されました。(リンク先はYouTubeのHBC公式サイト)

同番組では、プラカードを掲げた女性「雅子さん」のインタビューがあります。

「年金100年安心プランどうなった?」「老後の生活費2000万円貯金できません!」とプラカードを掲げた雅子さんの姿も映し出されていました。

「プラカードを掲げようとした市民団体の女性」と聞けば、活動家といったアクティブな人物像を浮かべるかもしれませんが、雅子さんは物静かで素直な品を感じる方です。

癌を患いながら年金生活を送る雅子さんが、年金や医療費の不安を訴えたかったと切なる思いを口にしています。

「声をあげるのもダメ、自分の意思を示すのもダメ」と落胆する姿が映されています。

真実を明らかにしていない札幌地検

民法テレビ局が事実を確認する中、札幌地検が「事実が確認できなかったため嫌疑なし」では全く納得がいきません。

ヤジやプラカードを掲げた当事者からの聴取も必要と思われますが、それもせず一方的な判断を下しています。

道警が「道議会」で排除についての見解を述べる前日、札幌地検が不起訴処分を決定しています。

あまりにも都合のいいタイミングです。

道警は、いわば地検のお墨付きを貰って、道議会での答弁をしています。

道警と札幌地検は、明らかに事前調整を行っているのでしょう。

道民からみれば、札幌地検が「中立的な立場」で職務しているとは全く思えません。

話はヤジ問題当初に戻りますが、

野党は「表現の自由を著しく損なう」「公権力の乱用」等と批判をしていました。

与党のベテラン議員からも「首相に対する忖度が働いたのかもしれないが、明らかにやり過ぎ」といったコメントもありました。

道警も札幌地検も、政府や首相に対する忖度への疑念は否定できません。

検事の定年に関して「内閣の裁量」で自由に役職定年の延長ができる

検察庁法改正案が、今週末にも強行採決されようとしています。

検察のトップや幹部の人事を内閣の裁量で決めては、忖度等が働く恐れがあり、社会の公正を保つことができません。

何よりも怖いのが、

検察が不起訴処分とすれば、裁判すら起こすことができません。

もし、検察庁法改正案が強行採決されれば、多くの国民が政府への疑念(森・加計・桜など)や失望を抱くことでしょう。