2019年10月22日
参院選で遊説中の安倍総理にヤジを飛ばした市民などが 警察官に排除された問題。
実際に排除された当事者らが参加して、抗議集会が22日札幌で開かれました。
警察官に排除された人:「(政権に対し)路上で指摘することぐらい許せよ」
22日の集会には、市民など100人以上が集まり、実際に警察官に排除された人たちが当日の様子などを語りました。
警察官に排除された人:「集団が動いてきたときに掲げていたプラカードは(警察官に)上から抑えられて周りを囲まれた」「10秒もしないうちにつかまれて、羽交い締めにされて引っ張られた」
この問題は、2019年7月参院選で札幌を訪れた安倍総理に対し「アベやめろ」とヤジを飛ばした市民などが、北海道警によって排除されたものです。
参加者らは道警本部の前でも抗議活動を行いましたが、道警はこれまで「事実関係については確認中」と答えるのみにとどまっています。
出典 UHB 北海道文化放送
経緯等の詳細は過去記事をご覧ください。
この問題は、札幌地検に告発状が出されています。
道警は、道公安委員長より3つの指導を受けています。
②道民に分かりやすい説明を行う
③不偏不党かつ公平中立を旨に職務を遂行する
道警は、3ヵ月経っても未だ「①事実関係を確認する」の段階です。
8月の会見時、
道警が明確な説明をしていない点を指摘すると、
山岸本部長は、
と応じていました。
道民に分かりやすい説明をするのは、一体いつなのでしょうか?
不偏不党という言葉が使われています。
どの党派や主義にも偏らずと言った意味合いですが、道警は安倍政権に偏っています。
「首相に対する忖度が働いたのかもしれないが、明らかにやり過ぎ」
この発言をしたのは、自民党ベテラン議員と報道されています。
野党が批判するのは当たり前ですが、与党である自民党からも批判的な意見が出ています。
国会でのヤジは「議場の華」とまで言われ、議会制民主主義の象徴でもあります。
「国会」が「街頭」になっただけの話のよう思えます。