演説中の安倍首相へのヤジ問題で警察官7人を刑事告訴!道警未だ説明責任を果たさず

独り言

2019年12月3日

ことし7月、札幌市で行われた安倍総理大臣の街頭演説にやじを飛ばしたあと警察官に腕などをつかまれ移動させられたとして、30代の男性が特別公務員暴行陵虐などの疑いで警察官7人を刑事告訴しました。また、男性は管理者である道に対し、損害賠償を求める訴えも起こしました。

札幌市の31歳の男性は、ことし7月にあった参議院選挙の期間中、安倍総理大臣が市内で街頭演説をした際に「安倍辞めろ」などとやじを飛ばしたところ、警備にあたっていた警察官に腕などをつかまれて離れた場所へ移動させられたということです。

これについて男性は、やじは違法ではないのに不当に体を拘束されたなどとして当時対応した氏名不詳の警察官7人を特別公務員暴行陵虐と職権乱用の疑いで3日、札幌地方検察庁に告訴しました。

また、精神的、肉体的な苦痛を受けたとして、管理者である道を相手取り330万円の損害賠償を求める訴えも起こしました。

このあとの会見で、男性は「警察による排除をこのままにしていたら言論の萎縮を招いてしまう。やじを飛ばす権利はあるんだということを確認したい」と訴えました。

出典:NHK NEWSWEB 安倍首相に「やじ」 腕を捕まれた男性が警察官7人を刑事告訴

これまでの主な経緯

【7月15日】
安倍晋首相の札幌市内での参院選街頭演説中に、ヤジを飛ばす等した市民を道警の警察官らが排除したことに始まります。

【8月7日】
札幌地検に告発状が出された旨の報道がありました。

道警本部長は「トラブル防止の観点から措置を講じた」と改めて正当化しつつ、措置の法的根拠については札幌地検に告発状が出されたことを理由に回答を避けました。

道公安委員長は、道議会総務委員会で

「警察の職務執行の中立性に疑念が抱かれたことは残念だ」

と述べ、道警に対し以下の三点を指導したと説明しました。

①事実関係を確認する
②道民に分かりやすい説明を行う
③不偏不党かつ公平中立を旨に職務を遂行する

【8月10日】
ヤジ排除に対しての抗議デモが行われ、道警本部に申し入れを行いました。

【10月22日】
実際に排除された当事者らが参加して、抗議集会が22日札幌で開かれました。

抗議集会後、参加者らは道警本部の前でも抗議活動を行いましたが、道警はこれまで「事実関係については確認中」と答えるのみにとどまっています。

【12月3日】今回の報道に至ります。

道警の説明責任

経緯から分かる通り道警には、この件について説明する機会が再三ありました。

道公安委員長からも、8月の時点で「道民に分かりやすい説明を行う」ことを指導されています。

今までは、道警という組織を訴えてきましたが、今回は実際に排除を行った警察官7人への刑事告訴です。

現場の警察官が刑事告訴されても、組織は黙って見過ごすのでしょうか?

ヤジから約半年が経とうとしています。

明確な回答が出せないのであれば、現状報告だけでも道民及び国民に伝えるべきかと思われます。