資金面ばかり気にするのであればアーリーリタイアは不向き?
アーリーリタイアは、あらかじめ生涯資金を準備し会社を辞め、退職後は言わば「隠居生活」をイメージされるかも知れません。
その為、資金面での問題がクローズアップされる傾向にあります。
いくらあったらアーリーリタイアできますか?
6,000万円あったら50歳でアーリーリタイアできますか?
この質問に、前提条件がなく即答できる人はいません。
仮に、
3億円あったらできますよ
あなたは、この回答でアーリーリタイアを諦めるのでしょうか?
お金があればアーリーリタイアしたいという考え
アーリーリタイアすること自体をゴールと考えていませんか?
アーリーリタイアは、ある意味「結婚」と同じです。
結婚することは、二人の人生のスタート地点に立つことです。
結婚後、二人で人生をどのように歩んでいくかが重要です。
アーリーリタイアも同じく、その後の人生が重要です。
単に結婚したい、アーリーリタイアしたいのであれば、どちらもやめた方がいいでしょう。
きっと後悔します。
結婚生活に夢を見るのと同様、しっかりとした目的もなく、アーリーリタイア後の生活を夢見るのはお勧めしません。
アーリーリタイアの決断に必要なのは人生観です
人生観は人により様々で、一概に言うことはできません。
恐縮ですが、私の退職に至る経緯を簡単に紹介します。
私の場合、
生き延びる為にアーリーリタイアを決断したので、
自分が生きている限りアーリーリタイアを「後悔」することはないでしょう。
退職前の半年程、アーリーリタイア資金についても悩みました。
ネットを駆使し独自でリタイア資金を算定しましたが、
当時の結論は、
という程度のものでした。
アーリーリタイアで後悔しないためには?
世の中で、お金では買えないものとされているのが「時間」や「健康」です。
他にもまだあるかもしれません。
アーリーリタイアは、ある意味お金で買えないものを手にすることができます。
あなたの人生観において、これらの要素が密接に絡んでいれば、「後悔」のないアーリーリタイアになるものと考えます。
アーリーリタイアは暇で困る?
アーリーリタイアは、数千万~1億円以上のお金で退職時から定年(年金受給時)までの時間を買ったようなものです。
その延長で、一般的に言われる老後生活が待っています。
生きている限り、時間は無限にあります。
それをどう過ごすか?当然、個々の自由です。
暇で困るなら、以前のように働けばいいだけです。
アーリーリタイアの場合、ある程度の生涯資金を持っています。
資金を元に起業してもいいでしょう。
会社に雇用されなくても、好きな仕事をすればいいのです。
ボランティアでもいいでしょう。
傍から見ればアーリーリタイアは暇に見られるかも知れません。
暇か暇でないかは本人次第の面もありますが、もし暇で困るのであれば、以前のように働けばいいだけです。
ただし、以前と同じ会社、同じポジションで働くことは一般的にできません。
単にそれだけのことだと思います。