年金問題
老後における衣食住の支出を知る!老後資金は住居費がポイントです
衣食住は、生活する上で基盤となるもので、暮らしに不可欠な存在です。
哲学者マルクスが、人の暮らしに必要なものを「衣食住」と表したことから、広く一般に浸透したと言われています。
■老後の家計における衣食住
厚生労働省が2022年に公表した家計調査年報によると、
65歳以上の生活費(家計支出)は
夫婦二人暮らし(夫婦高齢者無職世帯) 26万8505円/月
一人暮らし(高齢単...
老後資金はいくら必要?あなたの考え方で変わります!
老後資金はいくら必要か?
ネットで調べると
(以下は、実際に検索ワード「老後資金はいくら必要」と入力し得られた結果です)
・夫婦2人の老後資金の目安は2,500万円
・日本人の平均寿命から考えると大都市では3,320~4,980万円
・老後資金は6,000万円~8,000万円
・一般に2,000万円~3,000万円
等、検索結果のトップページだけでも様々な金額が見...
【2025年】次期年金制度改革!まずは現行の年金制度の問題点を理解しよう
小泉改革で年金は100年安心
現行の年金制度は、2004年に大きく改正され、年金は「100年安心」と政府は国民に明言してきました。
この年金制度改革では「100年安心プラン」として
①上限を固定した上での保険料の引き上げ
②基礎年金国庫負担の二分の一への引き上げ
③積立金の活用
④財源の範囲内で給付水準を自動調整する仕組み(マクロ経済スライド)の導入
が定められました...
生涯続く非正規格差!将来の年金でも大きな差に
2021年2月6日 TOKYO MX
「モーニングCROSS」「オピニオンCROSS neo」で、株式会社キャスター取締役COO石倉秀明さんが「非正規雇用の格差」について述べました。
◆非正規は正規に比べ、待遇や給与面に格差が
田村厚生労働大臣は、営業時間短縮に協力した首都圏1都3県の大企業飲食業などが対象の最大全額への雇用調整助成金助成率引き上げに関し、「大企業の負担分もなくな...
障害年金の支給判定4割で不一致!医師の個人差による判定のばらつきではすまない
2020年10月21日 共同通信
一定の障害のある人が受け取れる国の障害年金で、支給実務を担う日本年金機構が一部のケースについて2人の医師に支給判定をしてもらったところ、約4割は結果が異なっていたことが分かった。
通常は医師が単独で支給の可否や等級(支給額)を審査しており、違う医師が担当すれば、異なる判定結果となるケースが潜在化している可能性がある。
医師の個人差による判定のばら...
【自民党】厚生年金の適用拡大は段階的に!中小企業にのしかかる保険料負担
2019年12月5日
厚生年金の短時間労働者への適用拡大について、自民党は加入条件となっている企業規模の要件を現在の「501人以上」から、3年後に「101人以上」に、5年後に「51人以上」まで段階的に引き下げるとした提言をまとめました。
自民党は社会保障制度調査会の会合を開き、年金制度改革の提言をまとめました。
それによりますと、パートなどで働く短時間労働者の低年金対策として、厚...
在職老齢年金の基準額の見直し!厚生年金の特別支給がなければ意味はない?
2019年11月26日
働いて一定の収入がある高齢者の年金を減らす「在職老齢年金」制度の見直しをめぐり、政府・与党は、与党内からも慎重な意見が出ていることを踏まえ、65歳以上の人が年金を減らされる収入の基準額を今の47万円のまま維持する方向で最終調整に入りました。
在職老齢年金制度は働く高齢者の年金を減らす仕組みで、65歳以上の場合、給与と年金合わせて月額47万円を上回ると減らされます...
年金受給70歳以降の選択を検討する自民党は国民に寄り添っているのか?
2019年9月24日
全世代型社会保障制度の実現に向けて、自民党は、年金を受給できる年齢の選択肢の拡大や、高齢者の就業機会の確保などについて検討を進めることにしています。
全世代型社会保障制度の実現に向けて、政府は先週、新たに設置した検討会議の初会合を開き、社会保障制度全般にわたる改革の議論を始めました。
これに合わせて自民党は24日、岸田政務調査会長を本部長とする「人生100年...
【年金問題】現役世代の多くは現状を知らない!モデルケースの議論は机上の空論
50代で6割が知らない年金見込額(日銀調査)
今年3月に実施された日銀による「金融リテラシー調査」
18歳~79歳の2万5千人を対象に調査内容は多岐に渡ります。
マスコミ報道で注目されていたのは、
50代で公的年金の受給金額を認識していない人が62.6%もいることです。
知ったからと言って、ジタバタできる年代でもありませんが、50代であれば年金見込額の把握方法は簡単です。
...
【年金財政検証】所得代替率50%は生活保護レベル!50%維持で安心してはいけない
5年に1度の年金における財政検証は今回で3回目になります。
今から15年前の2004年、時の小泉内閣でマクロ経済スライドの仕組みを導入し年金改革が行われました。
「100年安心」と言われた年金改革です。
経済変動や平均余命の伸び、人口変動に応じ、年金額の改定率を自動的に設定し、給付水準を調整するマクロ経済スライドを導入し、年金給付をゆるやかに削減し、保険料上限による収入の範囲で所...
【日銀調査】50代ですら6割が知らない年金受給額!老後は他人事ではない
50代で6割が年金受給額を把握していない
日本銀行が個人を対象に、金融の知識・判断力を問う「金融リテラシー調査」を行いました。
今年で2回目となる同調査は、18歳~79歳の2万5千人を対象に3月に実施されています。
調査内容は多岐に渡るものと思われますが、
注目すべきは、
50代で公的年金の受給金額を認識していない人が62.6%
存在することです。
20代、30代であ...
今度は経産省が老後資金2895万円不足!財源足りないなら副業でも始めたらどうですか?
6月27日
金融庁報告書に端を発した老後資金問題をめぐり、老後の蓄えとして公的年金以外に2895万円が必要だとする試算を経済産業省が作成していたことが27日、分かった。
同省が4月、産業構造審議会の部会に提出した参考資料の中で示したもので、部会が5月にまとめた報告書には反映されていない。
これに関し、菅義偉官房長官は27日の記者会見で「公的年金については将来にわたり持続可能な制度を構...
年金「100年」安心、人生「100年」時代、政府のいう100年は信用できない?
「人生100年時代」
今の時代を表す言葉としてすっかり定着しました。
「人生100年時代」を別の言葉で言い換えるとすれば、「高齢化」というワードが妥当かもしれません。
「超高齢化時代」「少子高齢化時代」、何かとてもネガティブな印象があります。
例えば、
①「少子高齢化時代、70歳まで働こう!」
②「人生100年時代、70歳まで働こう!」
やはり、同じことを...
国民年金は生活保護費の半額程度、老後資金2~3千万円あっても生保レベルの生活か?
金融庁の報告書では、厚生年金のモデル世帯の話が取り上げられていますが、
厚生年金のモデル世帯とは、
「平均的な賃金で40年間厚生年金に加入した夫と、40年間専業主婦の夫婦」です。
辛坊治郎キャスターは6月15日の報道番組で、厚生年金ではなく国民年金について言及しています。
報告書が前提としている年金収入が20万円得られるのは、厚生年金のモデル世帯であり、国民年金だけで老...
年金足りない!民間有識者の訴えを退ける政府の対応は悪意か?善意か?
法律用語における「善意」「悪意」とは、
事情を知らないことが「善意」、
事情を知っていることを「悪意」と言います。
今回「年金が2000万円足りない」旨の報告書について、麻生大臣は「受け取らない」という異例の決定をしました。
麻生大臣は「私の判断で・・・・」と言っていますが、政府の判断なのでしょう。
政府は、なぜ報告書を受け取らなかったのでしょう?
マスコミの多...