アルゼンチン株4割安!株式投資のリスクは日本株も例外ではない

投資

2019年8月13日

週明け12日のアルゼンチン株式市場は、前週末から4割近く値下がりした。通貨ペソも対ドルで3割程度下落する場面があった。大統領選の予備選挙が11日投開票され、市場経済を重視する現職のマクリ大統領の再選が難しくなったと伝わり、失望売りが膨らんだ。
ブエノスアイレス証券取引所の代表的指標であるメルバル指数は前週末比38%安の2万7530.80で終了。地元紙ナシオン電子版によると、ペソは15%安の1ドル=53ペソで取引を終えた
米ブルームバーグ通信によると、メルバル指数のドル建ての下落率は48%となり、1950年以降の世界の株式市場で2番目に大きな下落率となった。(共同)

出典:SankeiBiz アルゼンチン株、4割安 大統領選の予備選挙に失望、ペソも大幅安に

 

大統領選の予備選挙の結果で、ここまで株価が下落するとは信じがたい出来事です。

日本で言うと、

「自民党」政権から何かと話題の「N国党」へ政権が代わる程の出来事なのでしょうか?

現在20,000円台で推移している日経平均株価、4割下落とは12,000円台と言うことになります。

 

今から10年前の2009年、自民党から民主党への政権交代がありました。

安倍首相が「悪夢」と表現する民主党政権は、2009年~2012年のおよそ3年3ヶ月の期間です。

この間の日経平均株価は8000円台~1万円前後で推移しています。

2011年3月11日(金)東日本大震災が発生しました。この日の終値は1万254円です。

2011年3月14日(月)終値9,620円

2011年3月15日(火)終値8,605円

地震等の災害があれば、株価は簡単に下がります。

逆を言えば、民主党政権下の時に株を買っていれば約2倍の上昇と言えます。

マスコミ等の報道では、アベノミクスがよく批判されますが、株価に関しては素晴らしい実績です。

金融庁の所謂「2,000万円報告書」で、投資を始めようと考えている方もいるでしょう。

家電であれば、「買いたい時が買換え時」という名言がありますが、株は買いたい時に買ってはいけません。

個別銘柄であれば、底値と思われる企業株もあるかもしれませんが、初心者には手が出せません。

銀行や証券会社等の金融系企業は、年中「販売ノルマ」に追われています。

買う時期に関してのアドバイスを望むのは難しいでしょう。

金融系企業は、家電のように投資信託等の金融商品を販売しています。

投資信託を購入した46%の顧客が損をする原因と思われます。

 

アルゼンチンの史上2番目の株安は、けして他人事ではありません。

日本では、しばらく政権交代はないかもしれませんが、南海トラフ地震等、大都市圏を襲う大規模災害があれば株価は大幅に下落することでしょう。

株価暴落は一瞬の出来事です。

一例として日本株について話をしましたが、投資にはリスクがあります。

「今は投資をしない」という考えも、リスク回避の一つと思われます。