石川一人(筆名)

かんぽ不正問題

【かんぽ不正】長門社長「冗談ではない」発言に一般投資家の思いは?

7月31日、「郵政グループ3社社長会見」の謝罪会見で、日本郵政の長門社長が「冗談ではない」と憤り声を高めました。 7月29日の記者会見における「岩田発言」及び「清田発言」に対するものです。 郵政民営化委員会の岩田一政委員長は、 「不祥事案は速やかに公表すべきだった。透明性が極めて重要だった」 と指摘し、日本取引所グループの清田瞭最高経営責任者(CEO)も、 「適切な情報開示がなか...
かんぽ不正問題

【かんぽ】電子サインの転写(不正コピー)で契約書捏造!クローズアップ現代が暴く

番組冒頭(経緯) 2019年7月31日、クローズアップ現代において「検証1年郵便局・保険の不適切販売」が放送されました。 2018年4月24日放送の『郵便局が保険を”押し売り”!?~郵便局員たちの告白』の言わば第2弾の報道です。 2018年の放送では、日本郵便の佐野公紀常務執行役員も番組に出演し、 「信頼を裏切るような行為が、少なくない数、起こっている。会社として非常に深刻。郵便局...
独り言

【シャープ】米中貿易摩擦で4割減益!経営が目論む年4回のボーナスの真意とは?

2019年8月1日 シャープのことし4月から6月までの決算は、中国経済の減速を背景に現地でテレビの販売が落ち込んだことなどから、本業のもうけを示す営業利益が前の年の同じ時期より40%余りの減益になりました。 シャープが1日発表したことし4月から6月までの3か月間の決算は、売り上げが前の年の同じ時期を3.5%下回る5149億円で、本業のもうけを示す営業利益は41.1%減って146億円とな...
独り言

「転勤猶予カード」という新たな企業人事の取り組み

2019年8月1日 「転勤猶予カード」を導入したのは、石油元売り最大手のJXTGエネルギーです。ENEOSのブランドで国内1万3000か所のガソリンスタンドを展開。売り上げは9兆円、社員は9000人余りの大企業です。 全国の主要都市に支店があるほか、ガソリンなどを製造する製油所などを14か所に抱え、原油調達のための海外拠点もあります。 社員は転勤を繰り返しながらキャリアアップする...
かんぽ不正問題

【かんぽ不正】今後問われる郵便局員の「生命保険募集人」としての責任

2019年7月31日 「郵政グループ3社社長会見」は、現時点での経営側の認識を知るものとなりました。 お客様本位の業務運営をこれまでも取り組んできたという経営陣ですが、その認識は法令違反22件という数万件から見れば極わずかな件数を知るだけのよう見られます。 テレビ朝日報道ステーションの田中氏の質問で、大分県の認知症の女性が23本の保険に加入していた事案について問われると、一般的な...
かんぽ不正問題

「ひずむ郵政」と題し西日本新聞がオープンジャーナリズムを展開

オープンジャーナリズムとは、 取材過程をオープンにしながら事実を明らかにしていく「報道手法」です。 SNS等で情報を呼びかけ、寄せられた情報をもとに取材を深め報道します。 NHKは、この「報道手法」を用い「クローズアップ現代」で、郵便局員による「かんぽ生命の不正販売」を世に知らしめました。 西日本新聞では、独自に「ジャーナリズム・オンデマンド」と称しています。 「あなたの...
独り言

勤務中に送別会準備で処分!民間あるあるも官ではご法度

2019年7月27日 堺市の副市長に就任した大阪府の前の総務部長の送別会を開くため、府の職員が勤務時間中に職場のパソコンを使って同僚に参加を呼びかけていたことが分かりました。府は職務専念義務に違反する可能性があるとして関係者の処分などを検討しています。 関係者によりますと、大阪府の前の総務部長が先月退職し、堺市の副市長に就任したことに合わせて、府の総務部や財務部の職員が送別会を開くため...
独り言

働き方改革は新たな「ワーカホリック」を生み出す元凶にならないか?

「ワーカホリック」とは、日本語で言えば「仕事中毒」です。 語源は、work(仕事)とalcoholic(アルコール中毒)とを掛け合わせたもので、始まりは1972年にアメリカの作家によって出版された「ワーカホリック働き中毒患者の告白」だとされています。 家庭等の私生活や自身の健康を犠牲に、身を粉にして働き続ける状況を示す言葉です。 多くは「働かなければならない」と言う、ある種の「強迫観念」...
家計管理

【家計見直し】事情や拘りのない生活費(変動費)の削減を試みよう!

家計における変動費とは? 家計は「変動費」と「固定費」に大きく分類されます。 変動費とは、生活活動の頻度や度合いにより変動する費用のことを言います。 具体的には、 食費、日用品、被服費、娯楽費、交通費、医療費、交際費、こづかい等が挙げられます。 固定費とは、一定額の定期的に発生する費用のことを言います。 具体的には、 住居費、通信費、保険費、水道光熱費等が挙げ...
退職

誰もが不安な老後資金!あなたの不安レベルは?

「金融庁の公的年金だけでは2000万円不足する」を簡単に振り返ってみましょう。 2,000万円必要な根拠を簡単に説明すると 65歳で公的年金を受給し(老齢夫婦モデルケース21万円)、平均的な生活(老齢夫婦の平均支出26.5万円)を行った場合、約5.5万円の生活費が不足します。 65歳から95歳(30年間)生きるとすると、 5.5万円×12ヵ月×30年=1,980万円 約2...
アーリーリタイア

アーリーリタイアは働くことを放棄した訳ではない!会社を放棄したに過ぎない

アーリーリタイアは、会社を辞めて昔で言う「隠居生活」をイメージされるかもしれません。 「悠々自適な生活」や「趣味に没頭する生活」を送られている方もいるでしょう。 アーリーリタイアとは、会社で働くサラリーマンが対象となる言葉です。 例えば、 お笑芸人の方が、お笑いの世界から身を引く行為は「引退」と呼ばれることでしょう。 プロスポーツ選手も同じく「引退」という言葉が使われています。 ...
退職

60歳定年後65歳まで再雇用「嘱託社員」の立場とは?

65歳定年制とは言え、約8割の企業が60歳で一度退職し、正社員ではなく「嘱託社員」として再雇用され働くことになります。 嘱託社員とは、どのような立場なのでしょう? 嘱託社員は、企業と有期契約を結び、「労働時間」や「労働日」等の労働条件について個別に決めることができます。 定年前と仕事内容が変わらないのに、給与が著しく下がる傾向にあります。 ...
FP

1年で15Kg減!FPでダイエット!お金の単位「円」は「カロリー」と思え!

目的はダイエット!食費の節約ではない FP(資格等)の概念において、節約というキーワードは存在しません。 FPの定石は固定費の見直しであり、個々の生活費や生活習慣に及ぶものではありません。 固定費に拘る理由は何か? 一般に固定費を削っても、日常生活への影響は少なく幸福度が下がらないと言われています。 例えば、保険を見直しをしても日常生活に影響はありませ...
独り言

非正規公務員になったのは自己責任?処遇改善の声に否定的意見も

NHKでは、非正規公務員の実態調査が行われています。 以前にも記事にしましたが、 「これ以上、わたし頑張れません」もその一つです。 非正規公務員の待遇に対し改善を訴える声もありますが、改善を求める声に否定的な意見もあります。 否定的な意見を象徴する言葉が「自己責任」です。 「契約は契約、臨時は臨時でしかありません。誰でもなれる広い玄関から入っておきながら、...
独り言

【2019年上半期】上場企業の早期退職が早くも昨年実績約2倍の8千人!失業率なぜ上がらない?

上場企業のリストラを含めた早期退職者が、2019年上期の時点で昨年年間の約2倍、8千人にも昇ることが報道されています。 2019/7/18 東京商工リサーチは18日、2019年上半期(1~6月)の上場企業による早期・希望退職の募集状況をまとめた。人員削減を実施した企業は17社で、募集・応募人数は計8178人に上り、上半期だけで18年年間の4126人(12社)の約2倍に達した。 理由は...